前回はロング種目の振り返りをしました!
今回はショート種目について!
ショートと言いますか!
より直接的な言い方をしますと!
ずばり、半フリです!!!!!!
ロング種目は好きでいろいろやってますけど、半フリとは私にとってすなわち《決別の物語》なのです…
あれは20年以上前、
小6だったか中1だったか、
とにかく12歳くらいのとき…
特に計画も目標もない状態のまま、
なんの気なしにガッと泳いでダッと出した、
半フリ、30.01…
あれから
高校生になっても
20歳を過ぎても
何度やっても
何回やっても
30.01が切れない!
うんち!!!!!!!!!!!
当時、半フリで30.01を絶対に切るために何かしていたかと聞かれると、恥ずかしながら、今思えば何もしていなかったのですけど。でもほら、若い頃って、我慢強く願っていればいつか叶うみたいなところ、あるじゃないですか。ね。それで10年くらいを惜しげもなく棒に振りました。
で、大学卒業して3年後くらい、会社員時代に一度、夏の間だけと思って通ってたプールで知り合った人に誘われて、たしか辰巳の年代別記録会みたいなのに出て、たしかそこで、半フリ33秒を出したんですよね。証拠写真が見つからなかったのであやふやですが。それで、へえ、意外といけるじゃん! って思って。
さらに2年後くらい、会社員やめてパート主婦になったあたりでマスターズ誘ってもらって、たしかデビュー戦は辰巳だか千葉だったかのジャパンマスターズだった気がするんですがこれも証拠写真が見つからなかったので、記録がある中でいちばん古いのが、2015年10月のサクラマスターズ。ここで、半フリ30.94出してる。
これが、「やり続けてればなんとなくでもそのうち30.01も切れるんじゃないか」と思い込む、勘違い第2期の始まりでした…
それからは記録を遡るの面倒なので端折りますが、まあ、出ないのよ!
30.01を超えるタイムは!
ずっとキレイに31秒台なの!
んんんんんんんんんうんち〜〜〜〜〜〜!!!!!
嫌になってきて、半バタやってみたり、1フリ2フリやってみたり、すったもんだしてるうちにフィンスイミングとロング種目がおもしろくなってきて半フリを保留し始め、でも頭の片隅でニタつきながらジイッとこちらを見ている半フリ…おま…ほんと…殴るぞ…
拳を硬く振り上げ、にらめっこをしながら、物語は4年後の2019年まで硬直します。
2019年7月、東京都市町村大会。
個人種目の半フリ、31.15。
改善点は見えたものの、凡タイム。
最後のフリーリレーで、今でこそ仕事もときどき一緒にするくらいの仲ですけどその日初めて顔を合わせたばっかりだったもえかちゃんに「私が○秒、Aさんが○秒でBさんが○秒、高瀬さんが30秒前半で泳げば大会新記録が出せます」「引き継ぎもありますし、きっと出せますよ。どうですか?」というようなことを聞かれて、へ、大会新…? そんなの考えたこともなかった…でも言われてみればちょっと出してみたいかも…引き継ぎあるもんな、出せなくもないな…と謎のやる気が湧いていて、4泳で出したタイムが、29.99。
29.99。
29.99!
(※リンク先、「ベストは短水路だと2015年の31.12」って間違って書いてますが正しくは既述の通り30.94です。私ほんと自分の記録も家族の誕生日も覚えられないので、数字の話はあまり信用しないでください)
いや〜〜〜三鷹市ありがてえ〜〜〜〜
4泳ありがてえ〜〜〜〜〜〜〜
今後もリレーはずっと4泳が好き〜〜〜〜〜
もえかちゃんとの会話を通して目標タイムに一気に現実味が出たのと、あとは魔女トレ。魔女トレのおかげです。力任せに解決するのではなく、「身体を伸ばす」がふんわりわかってきてた時期。壁を蹴る練習とストリームラインの練習めっちゃしてた。
そこから少し勢いづいてきて、
2019年9月、三鷹市民大会、30.95。
(※これも過去記事では「ベスト出た!」とか騒いでるけどベストは30.94なのでベストじゃないです。私にゃわかんないのよ数字が)
2019年11月、メガロスマスターズ、30.65。
ベストちょい更新。
半フリを泳ぐための自分のポイントがなんとなくわかってきて、ははあ、この調子でいけば本当に30秒カットは夢ではなくなりそうだぞと、後半で追いつけるのにスタート〜浮き上がりでいつも周りに差をつけられるから、ドルフィンキックを競泳用にもう少し磨いて、浮き上がり1発目までドルフィンキック打つやつができるようになろうと、市民プールで浮き上がりの練習ばっかりやるようになった、その矢先に、コロナちゃんですよ!!!!!!!
今、頭の片隅で、半フリとコロナちゃんが肩を並べてこっち見てニタニタしてますね…まじ…おまえら…火炎放射器で焼き払うぞ…
半フリという名の、12歳の自分との決別の物語が、まさか30代後半までもつれ込むとは思いませんでした。
必ず、奴の息の根を止める。
そして、半フリの呪縛から卒業する。
そういう気持ちです。
ショート部門編おわり!