今後の目標覚書・フィンスイミングショート編

前回のロング編で熱くなりすぎて、前後編に分かれちゃいました。てへ。

短距離種目には、と言いますか、私こんなに長くタイム競技をやってるのに数字にあんまり頓着してなくて「絶対に何秒を出す!!!!!」っていうのがそれほどはっきりしておらず、ついでにロング種目のほうが圧倒的に楽しいので短距離種目にはさほど明確な目標もないんですけど、それでも短距離種目へのチャレンジをやめてはならない理由があります。

 

③-1 単純に短距離種目がヘタクソすぎて自分が許せない

これ。

これが、ちょろちょろと短距離種目に出続けているいちばん根っこの理由。

今の100mSFのベストタイムは、短水路で51.57、長水路で51.45。短水路のタイム、こいつだけ唯一、学生時代の記録を越えられていない。
ちなみに50mのタイムは、短水路23.30、長水路23.84。
いやほんと100mになった瞬間にヘタクソになりすぎでしょ…そんなに後半ガタ落ちするキャラでもないはずじゃん…

 

長い距離をマイペースに泳ぐぶんにはできていることが、いざレースで100mダッシュ! となると全部吹っ飛んで、ギャンギャン動かしてるわりにちっとも進んでいない初心者泳ぎになる。全然制御できず、よくわからんまま終わってしまう。
短距離用ではない、1500mとか3kmとかを泳ぐ用に買ったグニャグニャ柔らかモノフィンだったとしても、もう少し上手に泳げばそれだけで48秒くらいは出てもいいんじゃないかなって思ってるんですけど、どうにもこうにもここから伸びない。

「それはつまり『できているつもり』なだけで、本当にできてはいないのよ」というツッコミはわかる。「距離によって泳ぎ方も変わるんだから、短距離用の泳ぎをもっと練習しないとダメ」というのもわかる。練習、足りてないよな。そうよな。

でも、それを加味しても、こんなにできないもんかな!?
なんか納得いかない。納得いってないくせに、やるべき改善策はたくさんあるのに、いざ練習するとなると優先順位を下げてしまって、全然それらに手をつけられていない。それがまた腹立たしい。何をやってるんだ自分は。そういう感情になるのが100mSFという種目です。
まあ、苦手意識がありすぎて向き合えてないんですね。端的に言うとね。

 

③-2 マスターズ世界大会は今のところ400mまでだから

短距離種目で思ったような結果を出せなくていちばん堪えたのはやっぱり、スペインでのマスターズ世界大会かなあ。せっかくスペインまで行ったのに、大ベスト叩き出さなくてもベストタイで泳いでいれば金メダルだったのに、グシャグシャだったもんなあ。

 

競泳のマスターズ大会もそうですけど、区分が上がるほど人口が増えて、競争が激化するんですよ。元・各国代表経験選手とかも参入してくるし。そうなると勝ち目はない。フィンスイミングの世界大会の年齢区分は10歳毎だしね。

さらに、フィンスイミングというのは道具競技ですから、身も蓋もないことを言えば、ある程度資産のある選手のほうが有利だったりもする。これも、一般庶民の私には、馬券でも当てない限り勝ち目はない。

加えて、プライベート的にも世界情勢的にも、次のマスターズ世界大会がいつになるかなんてわからない。

未来の私が100m50秒を切れるポテンシャルを手に入れればそれだけで金メダル奪還も叶うのかと訊かれると正直、可能性は薄いです。
けれど、私の中での小さなリベンジはそこからかな、というかんじ。

 

③-3 ロング種目で馬力つけたいとか言ってるけれども結局スプリントがヘタクソじゃお話にならない

最終的には、ここに行き着くわけですね……

苦手を放置していると、いつかすべての足を引っ張ることになる……

業が深い……

 

100mSFはアスリートのケジメとしての種目です

いくら水泳は趣味だとは言っても、結果が出せないんじゃやっぱりつまらないので、100mSFでハイパフォーマンスを出せることはひとつのケジメだなと勝手に認識しています。日本選手権の会場で「50mとか100mはこのあとのロング種目のアップのための捨て種目だから〜」とか言い訳するの、いい加減にやめたい。かっこよくありたい。

 

フィンスイミング、ショート編はそんなかんじです!

こうやって書き出してみると、けっこう種目によって、かけてる感情が違うもんなんだなあ。初めて認識したかも。棚卸しおもしろいね!

次回は、そんなドロドロな怨念渦巻く黒い感情たちを無事に成仏させるために今後取り組みたい練習内容や取り組みを整理していく予定です! やりたいことはたくさんあるんだ!!

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