ワールドカップマスターズ2018に出場してきました〜全体編〜

個人的なタイムやレースの反省点はこちらにまとめましたので、今回はそれ以外の、ワールドカップマスターズ全体の雰囲気のことをざっくりとご紹介!

あのねえ〜
楽しかったよ!!!

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※旗は借り物です


海外のノリが楽しい

とりあえずヨーロッパのみなさんのノリがやべえ!

これを味わえただけでも15時間かけてスペインまで来た甲斐があったなってかんじです。



掲載許可もらってない写真をブログに上げるのはアレなのででガンガンにぼかしますが、
たとえばこのように、日本で集合写真を撮ろうとするじゃないですか…

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どこからともなく海外選手が集まってきて…
誰かが「JAPAAAAAAN!!!!!」とか叫び出して…
歌い出し…踊り出し…

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一瞬でこうなります。

これが、2日間、終始です。

彼らは、同じ空間で日本人がカメラを構えているとそこへ走り出さずにはいられない呪いにでもかかっているのか、日本人だけの写真がとにかく撮れない。笑

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※表彰式がなかなか始まらず、みんな暇を持て余していました



他にも、前日練習のときに出会ったフランスチームかな? のおじさま方に「日本だと君でV0(29-35歳区分)!? まるでbabyだ!(意訳)」と言われて、それから私が表彰台に上がるたびに「Baby!!!」と叫ばれるのが恒例になったり。

舐められるのもアレだなと思って、私は2日目の海が本命だ、でも50mでも200mでも金を取ったぞと伝えたのですが、「Oh…! Strong!」「Monster!」とはやし立てられ、後頭部を撫で回されたりひざまづかれたり手の甲にキスされたりして終わりました。まるで幼女のような扱いを受けるアラサー既婚者。

ちなみにこのおじさま方、普通にめっちゃ速くて、プールでも海でもメダル取ってました。なんなんだ!


大会運営も海外仕様

スペインはシエスタの文化がある国だからね〜とは話に聞いていましたが、まさかプール競技の昼休みが3時間もあるとはね…! 私は普通に寝ました。
タクシー呼んでホテル帰ったりレストラン行ったりした人も多かったみたい。

でも今回の大会は、日本からの役員の方も驚くくらいわりと時間通りでしたし、招集でもがんばって名前呼んでたし、失格も取ってました! 選手側でもしっかり状況把握できていれば、特に困ることはなかったです。ていうかスペインの役員の方みんなめっちゃ親切だった〜! 聞けばなんでも教えてくれる! その代わり日本人の名前の読み方をめっちゃ確認された!笑

途中でメダルを間違われちゃって選手同士で正しい相手を探してプール中を駆け回るという珍事こそありましたが、着順を誰も見ていなかったために民意で順位を決め始めるハプニングは今回はなかったです。えらいぞスペイン!


観光もできる

競技の時間以外は、基本的に自由行動。マスターズだからね!

チーム全体でバルセロナ市内をバスで巡った以外にも、人によっては海行ったり船乗ったり美味しいもの食べに行ったり、いろいろしてたみたいです! 学生がいるとこういうのはできないよね〜。

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私は、日頃の出不精を遺憾なく発揮。
疲れからきた頭痛もあいまって、フリータイムの半分は寝て過ごしてました。


(7時間の時差がある慣れない土地で2日間フルのレースして寝込まないほうが個人的にどうかと思うよ!!)



スペインはスリが多いと聞いていましたが、サグラダファミリアで鞄を少し開けられかけたおねえさんがいた以外は、被害にあったという声は今回は聞かれなかったです。よかった!

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ポケモンGOの撮影画面さえフォトジェニック。


ていうか日本人選手からしてだいたいみんなおかしい

これ現地でずっと言ってたんですけど、
一緒に参加した日本人選手、みんな、ド変態でしたわ!

少しでも具体的な表現を入れようものなら一発で個人が特定できそうな、とにかく個性派集団だったので、どう紹介していいのか難しいところですが、

競技にかける思いはもちろんのこと、
まだ歴も浅いのにこんなに速いの!? とか
逆に、ベテランすぎてやべえ!! とか
精神的なタフさとか、
人間的な器とか、
日頃の生活とか、
目指しているところとか、
実生活での立場とか実績とか所得とか笑

いろんな面で、「すごい」とか「努力してる」とかそういう表現を超えた活動をしていて、みんな、相当な変態だな…、最寄り駅前のスイミングと24時間ジムでチョロチョロしながらときどき辰巳と整骨院に通ってるくらいの埼玉在住パート主婦(当時)なんて、別に普通なんだな…と思いました。みんなパーソナルコーチってどこから見つけてきてるの? どうやったらそんなに多趣味が実現できるの?? 多才か??? ただの変態か。

「バカ真面目に泳ぐだけ」じゃ、今後は埋もれちゃうんだろうなあ〜。

7月にも入ったことだし、私もいろいろ仕掛けていこうとおもいました(小並)


全体的な底上げはこれから

厳しい制限タイムをクリアした各国の正代表や学生代表が集まる国際大会と比較すると、どうしても「できるだけいっぱい来てもらって、楽しく交流してもらいたい」的なスタンスになりがちなマスターズ。そのスタンス自体は間違っていないと思いますが、成績を出してもあまり評価してもらえないとか、選考過程や当日の運営が曖昧になりがちとか、もっと速くなりたい選手気質の人には少し物足りなく感じる面も、しばしば。

高いレベルでも楽しめるようになるには、最終的にはやっぱり、競技人口が増えることが必須でしょう!

昨日行われた横浜国際プール記録会では、フィンの参加者がついに100名を越え、過去最多となったそうです。5月の日本選手権も、種目数と日程が増えたし。体験会やってるチームはどこも、決して溢れるほどではないけれど、コンスタントに人が来ていると聞きます。つまりライバルは増えつつある!

来年のワールドカップマスターズの選考は3月。もうバトルは始まってるぞ〜!!!
待ってます(*´◒`*)

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