新生フィンスイミングチーム「Regulus」、始動です！

メガロスを卒業して、新規チームを立ち上げました。

「Regulus（レグルス）」です！

★ Regulus Finswimming Team 公式サイト

メガロスには本当にお世話になりました。
最寄駅にモノフィンを履ける場所があるなんて贅沢な環境はなかなかないものですし、練習内容にも融通（という名のワガママ）を効かせてくれて、この環境がなければ私は、大人になってからフィンスイミングを再開することはなかったように思います。

大人になってフィンスイミングを再開してみて、フィンスイミングという競技の周辺事情について、学生のときにはわからなかったことに、いろいろと気づけるようになりました。

フィンスイミングの指導者のほとんどが、現在も第一線で戦っている日本代表選手であり、代表選手の負担が大きすぎること。

競技の特性上、選手や指導者の活動報告はどうしても、facebookやinstagramなどの閉じた環境で展開されることが多いために、新規参入者の敷居が高くなってしまいがちなこと。（水着姿の実名顔出し写真がインターネットに晒されることをほとんどの人が躊躇するのは、そりゃ当然です）

まずはこんな現状を打破できればと思い、このブログで実名顔出しして、広く発信することを心がけてきました。すると、私くらいの経歴の持ち主であっても、応援のメッセージや、お仕事のご依頼をいただけるようになりました。大変ありがたいことです。

では今度は、そんな私がチームを作ってみたらどうだろう、と。もしかすると、「実は自分もフィンスイミングに興味があったけど、日本代表選手がいるようなチームでは恐れ多くて」「辰巳や横浜国際が活動拠点というのは気が引ける」なんていう層の人たちが、さらにアクションしやすくなるかもしれない。そう思ったのが、ひとつめのいちばん大きな動機です。

Regulusは、個々のタイム向上にももちろんこだわりますが、それ以外の部分にもこだわりたいと考えています。その筆頭が、品格ある選手の台頭。

人口がまだまだ少ないフィンスイミング界は、良く言えば「アットホーム」で「みんな知り合いで助け合いやすい」のですが、これが悪い方へ行ってしまうと、身内ノリに陥り、選手の品格を落とし、後輩育成や新規参入にも影響が出てしまいます。

たとえば今年の日本選手権の表彰式、控え室で表彰メンバーの集合を待っているとき、すでに集合時刻を回っていて他のメンバーは集まっているのに、「もう時間だよ」の声にも耳を貸さず、控え室の入口で他の選手とおしゃべりを続けて席に座らなかったため、役員の方からまるで小学生のように叱られているとある優勝者を、見ました。

この選手に見本を見せ、間違った行動を取ったときには指摘できる人間が、今まで少なかったのだと思います。

だからRegulusでは、「自分のタイムに慢心せず、自分のタイムを卑下しない」「品格ある行動を取り、模範となる」と定めました。自分のレベルに関係なく、全員が対等の立場で、態度で示し、お互いを律し合い、鼓舞し合うことが当たり前になれば、フィンスイミングはもっとレベルが上がり、外部からの注目も集まって、さらに活動しやすくなるだろうなと考えています。新規参入者も「私はまだフィンの作法がわからないから…」みたく、変に恐縮しなくてよくなるしね。この辺もチーム設立に踏み切った大きな動機です。

（これについては、ワールドカップマスターズに今年初参加して、尊敬できる仲間とたくさん出会えましたので、この輪を広げていくこともまた大事だなーと思いました。やっぱ社会経験豊富な大人ってすごいわ！）

あれこれ言いましたが、会社員を辞めてから私がやりたいことはわりと一貫していて、「くすぶっている中間層をごっそり底上げすること」。

レグルスとはしし座の1等星ですが、1等星の中ではもっとも暗い星で、それなのに語源は「小さな王」。

これも、ちょうど私の信念と重なると思ったんですよね。正代表ほど速くはないし、TV出演するほど華やかなものも持ってはいなかったとしても、自分の今までの努力には誇りを持っていて、「こんな自分でもここまでやってやったぞ！」と胸を張って言えるくらいには、いや、できれば、フィンスイミングの歴史にもほんの少しでも爪痕を残すくらいには活躍してみたくて。そしてそれは、何歳からの挑戦だっていいわけですし。今のところはマスターズの年齢のメンバーばかりですが、その考えに共感してくれた人が集まってくれています。

「フィンスイミングは趣味」で全然構わないのですけれど、志は高く、せっかくやるなら全力で！

そんなかんじのチームにしていこうと思ってまーす！

ということで、新規メンバー募集中だよ！
興味ある方はお気軽にご連絡くださいね！
草加以外の市民プールも開拓できるといいですねー！

[ad#rec300]