フィンスイミング日本選手権に参加してきました2023①

フィンスイミング日本選手権、今年も出た! えらい!

結果は!

◆50mサーフィス
24.48
BEST+0.74
産後ベスト-0.88

◆1500mサーフィス
16:49.50 3位
BEST+44.34
産後ベスト-11.89

産後ベストめちゃえらい!
表彰台も、めちゃ速い選手が1名棄権したから棚ぼたではあるんだけど、でも3位は3位だからえらい!
去年は「練習時間も思うように取れないの当たり前だし、しばらくはエンジョイスイマーだな〜」とぼやいていた気がしますが、できるもんだな〜。子供産んで戻ってくるフィンスイマーって歴代でもたぶん片手で数えるほどしかいないと思われる中、よくやった方だと思います!

 

練習の時間はね! あいかわらず取れていません! イヤイヤ暴れん坊2歳をワンオペで回してるご家庭で練習量確保は100%不可能です!
フィンを履いての練習は月1〜2回、素足での自主練は月3回前後。
今回結果を出せたのは、泳ぐ以外の取り組みがあったからこそであることは明白なので、今回のブログはそれらについて書き並べていこうと思います。

ブログを書く時間もそんなに取れないので小分けで。
まずは当日の過ごし方!

 

懸念事項

・練習回数が少なく、自分の今の調子がわからない
・撮影してもらう機会も少なく、自分が今どんな泳ぎをしてるのかわからない
・どんなレースになりそうか予想がつかないのは自信がなくなる
・体力的に、今までのようにウォーミングアップに1時間とかかけてしまうと絶対疲れる
・どちらの種目も直前まで50m種目でありポンポン進むので、今までのように招集所に到着してから気持ちを整えて体操を始めるのでは遅すぎる

2〜3月あたり、日本選手権で本当にまた1500mを泳ぎたいのか自問自答するようになってから、考えれば考えるほど自信がなくなってきてました。気持ちを盛り返せてよかったです。練習量は自信に直結するんだなと、泳がなくなってから気がつきました。

…と思いましたが、振り返ってみたらダークライとか言ってて余裕あるからまだ大丈夫だったっぽいです。笑

 

解決案

・400mや800mのサーフィスに出るのは回避、1500mビーフィンもパス、50mサーフィスを「気楽に」「調子の確認のつもりで」泳ぐ

長い距離に出ると絶対がんばってしまうし、それでもし空振った泳ぎをしようものなら、体力も気持ちも削られて、最終日の大本命1500mサーフィスまでもたないように思ったので、思い切って50mと1500mという極端なエントリーに。結果として、とても良い作戦でした。こんなエントリーの仕方が許されるお気楽マスターズでよかったなあ〜。

 

・入水してのウォーミングアップは30分程度にとどめ、アップ前のルーティンに時間を割く

去年からこの方向性での取り組みはやってみていましたが、今回は特に思い切りました。朝のメインプール開放時間からレース本番までそんなに時間がなかったこともあり、レース直前に泳ぐのも今回はカット。最終日はビーフィンも履いてない。結果、これも大きな問題はなし。今までやらないと不安でやっていた習慣を削るのってなかなか怖かったですけど、良い方向に舵を切れたと思います。

 

「ルーティン」の中身覚え書き

1.体操

「村松スペシャル」と勝手に呼んでいるアレ。

・足指、くるぶし、かかと
・小臀筋
・恥骨筋
・横隔膜
・骨盤底筋
・腹斜筋
・腹横筋
・多裂筋
・胸郭
・首の位置
・顎、頬、舌、目

こいつらのスイッチを入れていく体操。飛行機の離陸のためにパイロットさんがいろんなスイッチをパチパチやるみたいなイメージでやると楽しい。どれも重要だけど、骨盤底筋と横隔膜については、妊娠出産で瀕死のダメージを負った箇所なので、念入りにやればやるほど効果を感じます。多裂筋はコツがわかったら笑えるほど水を捉えられるようになったのでオススメです。

開場後、これをひととおりやってから泳ぎに行って、泳ぐ中で足りないと感じたところをアップ後や招集所で重ね塗りする流れ。スキマ時間は足か顔をグニグニしておくと、無意識の緊張で力が入りがちな足元や歯の噛み合わせなどがニュートラルに戻せるので良き。特に顎は、飛び込みの衝撃に耐えようとして結構食いしばっていて、レース中の息苦しさもそれのせいだと最近気がついたので、グニグニしておいてよかったです。今回は全然息苦しくなかった!

数年前までは、招集所からスタート前までって何すればいいのかよくわかんなくて、他の人の真似をしてジャンプしてみたり身体を叩いてみたり、腹筋してみたり腕をぐるぐるしてみたりきてましたけど、ようやく私なりの過ごし方が見えてきました。誰かがやってたからというだけの表面的な真似は、やっぱりあんまり意味ないですね〜。招集所ですぐ大袈裟な深呼吸始めたり寝転がったりするようになってしまったのは…態度がでかくてすいませんと…思ってはいます…笑

 

2.味覚に頼る

「勝ち味」と呼ばれるアレ。
今回はミロを忘れる大失態を犯しましたが、すでに代替策は試打済みでしたので(勝ち味の研究という言い訳を盾に好きな飲み物飲みまくってただけ)、「コメダ珈琲店 カカオ薫るアイスココア」をすかさず投入。他のココアだと薄かったり苦かったりするのでダメです! すべてのココア系飲料はゲロ甘ドロドロであれ!

一時期、よかれと思ってBCAAやらなんやらを会場にも持ち込んで飲んでいたこともありましたが、あれも他人の真似というか、理屈だけで考えていて、実際に効き目があったのかと聞かれると正直よくわかんなかったです。それなら、好きな飲み物飲んでテンション上げていったほうが、単純にレースにも効果的であろうと今は思います。ということで、レース直前にココアずこずこ飲んでるメンタル図太いやつの完成です!

 

3.嗅覚に頼る

10月くらいに出た関東オープン、感染症対策のためほとんどの窓を全開にされた町田市立室内プール内に強烈に漂う金木犀の香りに打ち負かされてからというもの、香り、特に甘めな花の匂いは目の敵にしていて…もう…許さないぞ…絶対にだ…!(好きな花の香りは金木犀と沈丁花です!)

対抗策として打ち出されたオレンジスイートの香りは、人混みや湿気から来る疲労感を消し去ってくれて、晴れ渡る5月の青空の気分そのままレースに行けるかんじです! 個人の感想です! マスクに垂らして、体操中や招集所までの道のりとかに装着していくかんじ! どこでマスクしてても普通になったご時世だから他人の目を気にすることなく決行できて良い作戦! レース前はマスクなんて普通に窮屈で嫌だから外すよ!

 

あとは、Twitterに「これを今からやります!」と言葉にして書き出すのも、気持ち的にとても良いと思いました! 自分の中だけにとどめておくのは輪郭がぼんやりしたままになりがちだし、かといって他人に話すのは気を遣ってしまって軸がブレがちだから、Twitterで壁打ち宣言するくらいがちょうどいい。壁打ちに対していいねをポロポロといただけたりするのも、コミュニケーションとして距離感が良い。コミュ障あるある。

 

大会開場での当日の過ごし方は、数年かけて試行錯誤してきて、今回でだいぶ型ができました! というか、去年の日本選手権ですでに雛形はできていて調整しただけくらいの気持ちなので、そんなに大きく工夫を凝らしたつもりは、今回はなくて。

今までと大きく変えたのは、前日の過ごし方かなと思います!
次回に続きまーす!

タイトルとURLをコピーしました