フィンスイミング日本選手権に参加してきました2023②

言うて、当日にあれこれやって変わるものって、レース本番のパフォーマンス全体の数%くらいしかないのではという点は、ぶっちゃけ誰もが感じている部分かと思います。前日の睡眠の質で7割は決まりますよと村松さんに言われていたので、今回はそこの改善もがんばりました。

 

寝室&寝具の相性問題

子供を預かってもらう関係上、基本的に前日は、実家泊なのです。横浜国際プールにも近いし。
ただ正直なところ、今の私にとっての実家での前泊というのは、翌日のレースに向けてのコンディショニング的には結構過酷な条件で、

①ジジババ大好き2歳が興奮して寝ない
・興奮して寝ない
・飯も食わない(もしくはめっちゃ食って嘔吐)
・隙あらば外に連れ出そうとする(踏切が近いので常に監視していたいらしい)
・普段見ない珍しいものを片っ端から叩いたり倒したりひっくり返したりする
・猫と仲良くなりたいが猫は2歳が嫌いすぎてストレスのあまり嘔吐
・家具の配置が2歳用にカスタマイズされてないのですぐどこかに頭をぶつける

という状況に陥るため、普段以上に常に気を配っておく必要がある上で、

②寝室・寝具がいつもと違う
・いつもはシングルを3枚並べて十分な距離を取って寝るが、実家はセミダブル1枚分なので、どうしても2歳の頭突きや足蹴りを喰らう。
・寝具の素材が違う。別にどんな素材でも寝られはするけど、コンディショニング的に合う素材は圧倒的にさらさらパイル生地。ばあばは良かれと思ってもっちりスルスルのやつを敷いてくれる(トップバリュ)。すまんやで…
・寝巻きの素材が違う。これも別に服なんてなんでもいいんだけど、コンディショニング的には綿100%の柔らか裏面パイル生地。ばあばは良かれと思って麻や化繊の入ったサラサラ生地のパジャマを貸してくれる(トップバリュ)。すまんやで…
・気温、湿度、音、光が違う。普段違う習慣で生活している人間がいる中でみんなに正解の調整を引き当てるの、べらぼうにむずい。

といった環境。
つまり、ここを改善したいなら、ジジババと猫には礎になっていただく覚悟を求めつつ、少なくとも寝巻きと布団一式を持参または追加購入しなくてはならない。ただでさえモノフィンと2歳お泊まりセットで荷物バカ多いのにさ…笑

 

ちなみに、寝室や寝具の違いに関して、2歳はもっと敏感です。
大会前日と1日目はまじで寝室を嫌がって1〜2時間おきくらいに起きては泣き叫び、2日目前夜は寝室に行くことすら拒否しました(ばあばとリビングで寝ました…)。2日目の競技後にニトリへ駆け込み、好みであろうさらさらパイル生地のタオルケットを投入、就寝時は湿度も室温も下げ、窓を閉めて音と光もシャットアウトしたら、秒で寝ました。大人はこういうところ、いつの間にか鈍感になっているんだな。

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かくして大会前日準備編は、持参するバッグをひとつ増やして寝巻きを追加、タオルケット追加購入という形で一旦の結論を出し、しかし予想外の出費をしたからといって2歳の日中の暴れん坊っぷりが変わるわけではないのでひたすら踏切を見たりすべり台したりシャボン玉したり仏壇のおりんでライブしたり消臭剤をひっくり返したり鉛筆削りをひっくり返したり猫になれなれしく触りにいって嘔吐されたりしながら過ごしました。もちろん、寝室の広さが変わるわけでもないので、就寝中は2歳の足蹴り付きです。

毎回、大会となると、「子供連れてこないの〜? 会いたい〜!」と言ってくださる方多くて嬉しい限りなのですが、この調子でドリンクひっくり返されたり体操中に抱っこをせがんでギャン泣きされたりモノフィンかち割られたり昼寝がうまくできなくてギャン泣きされたりしても誰もハッピーにならないので、当分は連れていかないですね…。歓迎のお気持ちだけありがたく受け取っておくことにしています。

 

なんだか、文字にしてみると、いろいろ書いてるわりに絶対的には好条件にできていない気もしますが…いや相対的に見ればかなり改善されているんですけど…マイナス400点がマイナス120点になったくらい笑

 

就寝前ルーティンを追加

・咬筋
・翼突筋
・舌
・耳
・目

すごいオススメ! ここ数年、寝起きの身体の疲労感に本気で絶望していて、特に肩から背中にかけて毎朝涙が出そうになるほどひどくて(実際に何回か泣いた)、これが加齢か…としょぼくれていたのですが、こいつらをグニグニしたりグルグルしたりあっためたりするだけで、体感値95%の改善が見られました! 2歳のギャン泣きに叩き起こされても背中がつらくて立ち上がれないということがない! すぐにリアクションが取れる!

平たく言えば、目を温めるのと、歯ぎしり対策です!
全部村松さんに教わってるので、興味あったら聞きに行ってください!

Sports Lab|スイマー専門パーソナルトレーナー村松佑一
都内中央区にて競泳選手やマスターズスイマー、ジュニアスイマーのコンディショニングを中心に活動しているスイマー専門パーソナルトレーナー村松が運営するSports Labの公式ウェブサイト

 

咬筋。そのまんまのネーミングがかわいい。


翼突筋なんて存在も知らなかったよなー。
一旦意識できるようになってしまえば、自分の身体のリラックス度がかなり具体的に把握できると思います。

 

まあ〜〜〜寝起きが快適になったところで、足元にはシャボン玉とショベルカーを抱えた2歳が今すぐ外へ連れ出せと張り付いているわけで、総合的に見ると何が楽になってるのかよくわかんないんですけどね! 印鑑もミロも持ってくの忘れてるしね!笑

でも! 本当に、睡眠の質だけで当日のパフォーマンスの7割8割が決まったなってのは感じました。あの寝起きの最悪さを抱えたまま大会会場についても、どうにもできないもん。
ここに書いたことはもう習慣化しちゃってるので、たぶん数年はずっと続けることなんだろうなーと思います!

フィンスイミング日本選手権2023編、もう少し続きます!

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