長距離を泳ぐとどうしてもゴーグルがズレてきてしまう問題と決別すべく、ついに入手しました!
まだプールで少ししか使っていませんが、とてもいい! いいぞ〜! 快適さがいいです!
今までの簡単なあらすじ
プールで短距離のレースに出るのになんとなく飽きてきたので、趣向を変えて近年、OWSにもチャレンジするようになった高瀬。
しかし、2017年湘南2.5km、同年台湾3km、翌2018年スペイン3kmと、いずれもレース終盤のゴーグル浸水による目のかすみ、痛みからのペース減速で、悔恨の情に苛まれることに。
「せや! コンタクトにして、度付きゴーグルから卒業したったらええねや!」
視力およそ0.5。そこまで悪くはないけど数百メートル先のブイはさっぱり見えない、中途半端な視界でたゆたう三十路・高瀬の新たな冒険譚!
XCEEDシリーズの中での個人的比較
※完全に個人の意見です。実際は好みによります。
館山OWSへ行った際、海仲間からいくつか拝借し、試泳してみていました。
試泳直前までは、同シリーズの「チタニウムミラーレンズ」のほうが良さそうだなと思っていました。でも、実際にチタニウムシリーズとミラーなしのシリーズを両方とも試しみると、うーむ、思ったより暗い…?
や、チタニウムが暗いというよりか、ミラーなしのほうがあまりにも明るかったせいで、相対的に暗く感じてしまった、というのが正しい表現かも。ミラーなしがとにかく明るくて、後日プールで使用したときは、裸眼でいるより見えやすかったくらい! そしてチタニウムも、自分が所有していたミラーレンズと比べてみたところ、暗さはそれほど変わらなかったです。
ということで、チタニウムのほうは、「めちゃくそに天気がいい日のOWSレースで、太陽の光を絶え間なくキラキラ反射させる水面の向こうに、建物が多く情報がごちゃごちゃした浜辺からゴールテープを見つけ出す」みたいなシチュエーション、もしくはいろいろ見える必要はないプール競技ではとても活躍してくれそうな感触でした! 若いフィンスイマーにはこのMPモデルのミラーレンズを使用している選手、そういえば多い印象ですし。
ただ、めちゃくそに快晴の中で水面がキラキラしてるのは、私はそこまで問題にならないように感じました(実際、試泳時の館山もめちゃくそに快晴でしたが、問題なく泳げました)。このへんは慣れの問題かなという気がしますが。
問題ないなら、わざわざ視界を暗くしてしまうより、ミラーなしのゴーグルで明るい視野を保ったほうが、周囲もすっきり見渡しやすく、海で泳いでいる爽快感が得られるかなというところで、今回はミラーなしを選択しました! 「曇って薄灰色の空の下、波に見え隠れするブイを逃さず見つける」「ライバルの居場所を瞬時に確認する」というシチュエーションには、特に強いかなと思います!
ちなみに、ゴーグルのメーカーによっては、色付きのレンズだとブイの色が認識しづらい(水色のレンズを通すとオレンジ色のブイが見えない、など)というケースもありますが、XCEEDはピンクでもブルーでもゴールドでも、ミラーでもミラーなしでも、ほとんど問題ありませんでした! めーっちゃ個人的に、ブルー系だと、海と空の境界や、波の立ち具合が、見えにくいような…そこまででもないような…というくらい。
まあ、色問題を言うなら、色のついていないクリアがいちばん見えやすいに決まってるんですけどね! 単純に、クリアレンズだとボディの色がイエローかピンク×黒であまり好みでなかったというだけです(*´◒`*)
ちなみにちなみに、館山での試泳時は実はそれでもわずかに浸水していたのですが、自分用のゴーグルを購入してノーズブリッジを小さいサイズに取り替えたら、全然問題なくなりました! よかったよかった!
今まで所有していたゴーグルとの比較
今まで所有していたのは、コンタクト嫌いの私に長年連れ添ってくれたSWANSの度付きゴーグルと、
最近購入したMIZUNOイチオシの低抵抗ツリ目モデル、GX-SONIC EYEです。(実際はそれほどツリ目ではない)
フィット感
フィット感は完全に、XCEEDに軍配が上がります。
クッションが大変良い仕事をしています。クッションがあるくせに見た目が野暮ったくないのもいいです。とにかく快適!
SWANSの度付きゴーグルにもクッションはあるのですが、薄いんですよね…。ほとんどノークッションの感触。今まではそれがよくて使っていたのですが、長時間のレースだと浸水の原因になっていた部分でもありました。
SONIC EYEも、最初の一瞬のフィット感は抜群なんですけどね…! 飛び込み時とかには絶大な安心感をもたらしてくれますが、どうしても「プラスチックをゴムで顔に押し付けている感」がありますよね〜。当たり前なんですけどね〜。長時間使っていると、痛いってほどじゃないけど、目元が疲れてくるというか〜。
レンズの形、低抵抗性
SONIC EYEのサイドの構造と上下ベルトのおかげで感じた「薄い! まるでつけてないみたい!」という驚きを、XCEEDはカーブレンズで近しいレベルに実現させた、というかんじです。どちらも、ゴーグルに水が引っかかる感触はほとんどありませんでした。さすがー!
度付きゴーグルだと、水、引っかかるんですよ〜。レンズが小さめだからまだそこまで気にならないんですけど、フィンのときはターンでの加速でズレることすら結構あったからなあ。便利なんですけどね、度付きゴーグル。
ヘッドバックルの調節の楽さ
XCEEDはね! いちいち留め具からゴムをはずさなくていいんですよ!
引っ張ったらもう調節できるんですよ!
いいでしょ!!!!!
ということで、XCEEDです
「オシャレは我慢!」的発想のSONIC EYEに比較すると、とにかく快適、視界も素晴らしいXCEED。無意識のうちに公式サイトの紹介文を書いてしまうほどです。
長時間泳ぐときは海ではXCEED、
プール競技で短距離を泳ぐときはSONIC EYE、
目の調子が悪いときは度付きゴーグル、
で、使い分けていこうと思います!
「状況に応じて道具を使い分ける」ってなんかカッコイイね!!!(*´◒`*)
[ad#rec300]