武井壮と内村航平選手とコンビニから勝手に学ぶ、技術力向上論

ご無沙汰しております。高瀬です。
先日はプロテインを導入した旨をお伝えしましたが、今のところ「運動後や睡眠前に飲む、そこそこおいしい乳製品飲料」くらいの感覚で、特にボディに変化は見られていません。

ただ、プロテインを飲み始めたちょうどそのあたりから、できるようになった陸上トレーニングがあります。



そう、それは!



壁倒立!


壁倒立その1



みなさん!!!

どうですか!!!

ご覧になりましたか!!!



中学校での体育の実技試験では、前転と飛び込み前転しかろくに披露できなかった、あの高瀬が!!!

三十路を目前に控えた今、陸上生活における人生で最高の運動神経を身につけようとしています!!!



※賃貸物件での玄関のドアを使っての壁倒立は、狭いのであまりオススメしません。


習得にあたり参考にしたもの

内村選手に優しく教えてもらいました。

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習得しようと思い立ったきっかけ

スポーツにおいては、武井壮さんの「スポーツとは、脳内のイメージ通りに自分の身体を動かせるかどうかの競い合い」的な考えかたにめちゃくちゃ共感しています。



これ、本当にそのとおりだと私も思っていて、「その動作の反復練習で培った技術」は応用が効かないし(だからゴリゴリの体育会系は頭が悪いとか言われてしまう)、「上手な選手の観察などを通して脳内に正確なイメージを描く」のはたしかに大事だけどそれだけじゃ「わかってるけど、できないのよね〜」で終わってしまうし。

私、学生の頃は、水泳に対して「得意を伸ばせばいい」の発想しかありませんでした。でも大人になって、練習量もそんなにたくさん取れるわけじゃないし頭を使わねばとなったとき、意外とまだまだこの「わかってるけど、できないのよね〜」が多いことに気づきまして、自分のできない、でもそれができる人もいっぱいいる(つまり難易度はそんなに高くないはずである)動作の習得を通しての、自分の身体を自分が思うとおりに動かせるようになる練習、運動神経を鍛えるトレーニングが近道なのでは? と思いました! 要は筋トレがちっとも楽しくならないのでトレーニングとの向き合いかたを変えました



今のところ、成功率は20%くらいです。


習得に際して気づいたこと

8割は失敗に終わってしまう原因として、腰が引けているだとか手が壁から離れすぎているだとかは失敗に対する恐怖心の問題、ロケーションのミスマッチは経済的問題なので置いておくとして、あとから上げるほうの脚がスッと上がりきってくれないのが主なポイントだと感じています。後ろ脚がスッと上がってくれるとスッとキマってる感覚があるのですが、倒立に挑戦しているときの自分の脚がどんな形で、どこまで上がっているのか、脚の感覚がうまく拾えていないことがわかりました。

普段、水中でキックを打ったり、ターンなんかするときは、自分の脚の位置や動きが把握できているつもりだったのに、こうやって陸で逆さまになったとたんに自分の脚がどうなっているのかわからなくなるというのは、本来、おかしな話なわけです。

結局、「水中でならできる」は、幼少期からの膨大な時間を費やしてきた反復練習と、他人からのアドバイスやビデオから得られた外部情報による、いたって感覚的であやふやなものでしかなくて、それはカッコつけて表現するとたしかに「技術」で間違いはないのかもしれませんが、技術は技術でもリアルに言うなら「職人が『黙って見て学べ』のノリの頑固オヤジであるせいで後継ぎが育たず将来性の乏しい伝統技術」的な技術です。技術とは、天性の才能なんてなくても誰でも再現可能なレベルまで落とし込んで初めて、汎用性、応用性が生まれ、発展し、広く使われるテキストになる。競技力向上のヒントは、フツーのDQNでもフツーのおばちゃんでもそれさえ読めばできるという、コンビニの応客マニュアルにあったのだ。



そういうかんじの、壁倒立です。

もうちょっと上手にできるようになったら、水泳に還元できる何かがつかめる気がします。



そういえば、ひとつ前に住んでいた物件では、同じように玄関のドアを活用して、ドアノブに取っ手を引っかけてチューブトレーニングをよくやっていましたが、そのせいでドアノブがバカになってしまいドアがカチャッと閉まりきらなくなり、退去時の室内チェックでは「そういえばココ、閉じなくなっちゃったんですよね〜! いつからだろ〜、老朽化ですかね〜?」としらばっくれてごまかしたということがありました。今、倒立でドアを破壊してしまったときのごまかしかたを検討中です。

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