2017年1月28日
関東オープンフィンスイミング大会
@千葉国際水泳場
results
★800mサーフィス
8’47″33 区分1位/1名 BEST
=====LAP=====
Reaction 0″89
100m 0’57″58
200m 2’02″16 (1’04″58)
300m 3’08″84 (1’06″68)
400m 4’16″54 (1’07″70)
500m 5’24″71 (1’08″17)
600m 6’33″01 (1’08″30)
700m 7’41″77 (1’08″76)
800m 8’47″33 (1’05″56)
★400mサーフィス
4’16″85 区分1位/1名 BEST、区分新記録
=====LAP=====
Reaction 0″92
100m 0’58″18
200m 2’03″23 (1’05″05)
300m 3’09″99 (1’06″76)
400m 4’16″85 (1’06″86)
全体所感
日々のトレーニング内容、レース前日〜直前の過ごし方、共に多くの課題が残る結果となった。以下に詳細をまとめる。
なお、当方かなり心が折れており、当日のビデオ映像を最初の150mまでしか確認できていないため、当記事に動画をアップロードすることは当分ないと思っていただいて間違いない。
前日の記録
午後23時頃より、謎の腹痛・腰痛・嘔吐感に襲われる。トイレに数度駆け込む。前回の大会の悪夢が蘇る。また大会会場で「お腹が痛かった」などと言い訳をするのか。高瀬の奴は緊張しいだと思われてしまってはイメージダウンも甚だしい。私はむしろ、緊張しなさすぎて困っているほうである。
(ちなみに前回の悪夢は、翌日、ただの月経痛であったことが発覚した)
(今回は、腹の痛みが月経痛特有の下腹部ではなかったこともあり心当たりがなく、googleの検索欄にそのまま「腹痛 腰痛 吐き気」と入力してみたところ、一発目に表示されたのは「妊娠の初期症状」「つわりかも?」の文字列。たしかにこの2月で結婚3年目を迎えるが、googleの期待に応えられる可能性はゼロであった)
自宅トイレにて夜中3時まで奮闘。5時半に起床。痛みは軽減されていたものの、眠気はMAXのまま出発。
800mサーフィス レース直前までの記録
フィンスイミング、特にモノフィン競技は、大会会場でのウォーミングアップがやりづらい。シュノーケルを着用し、常にストリームラインの姿勢で腕を組んでいるため、前方を確認できず、他の選手とぶつかってしまわないか、気を遣うからだ。秒速3メートルが前も見ず全力で突っ込んできたら、それは競泳の大会会場において背泳ぎの選手が前方不注意で他の選手に腕をぶつけてしまうアレの比ではない。短距離レース用に25m程度のスプリント練習を行うだけならまだしも、長距離レースに向けてある程度速いスピードで泳ぎ込んでおきたいという願いは、そういった理由で、いつもほぼ叶わない。この日も、朝のメインプールでのアップが物足りなかったため、アッププールに長時間いり浸っていた。
それでも身体が十分にあたたまった気がせず、「次回からは素足でのアップや陸トレも組み込むか…」などと思案しながら、そろそろ始まる800mのレースに向け、招集所へと足を向ける。
ふと、呼び止められる。母校の後輩だ。会ったのは夏ぶりか。聞くと、自分たちでチームを作ったらしい。私が学生だった頃、同じ学校名でフィンスイミング競技をしている者は私以外におらず、学生選手権はいつもひとりで参加していたので、なんだか感慨深い。互いにエールを送り合い、再び招集所へ。
着くと、私以外の800mのレース出場者は全員、招集所をとうの昔に抜け、スタート台の前に立っていた。
なんということだ…。
しかし、焦りは禁物だ。フィンスイミングは、笛が鳴ってしまったところで、実際に飛び込むためのコールまでの時間は長い。何食わぬ顔でコース確認をし、ゴーグルを着け、フィンを履き、スタート台に上がるのだ。間に合う。焦ったら負けだ。
「あっ、2コースの選手、来ました」「あれっ、来たの? ちょっと待って」「えー、2コース追加でーす」「了解しましたー」計測員達のそんな声が飛び交う中、何食わぬ顔を装って飛び込んだ。
800mサーフィス レース中の心境の記録
100mを超えたあたりでもう動かなくなってくる身体。完全なるアップ不足、もとい心の準備不足ですありがとうございました。200mを超えたあたりで距離がわからなくなったのは初めてです。いくらなんでも早すぎる。8分間、絶望との戦い。そして目標の「ラップ1’05台」ならず。撃沈。
400mサーフィス レース直前までの記録
招集所には20分前からいました。
特記事項はありませんが、とても眠かったです。
400mサーフィス レース中の心境の記録
撃沈したわりに800mレースの前半400mでは既に400mのベストタイムを更新していた上、招集にも無事に間に合っていたため、心に余裕が持てていた。だがおまえは、その余裕が命取りになることを、100mを超えたあたりから知ることになる。100mでやっぱりバテてくる。バテに気を取られて200mで距離に自信がなくなってくる。300mからは完全に他人を見ながら泳ぐものの、案の定、距離を間違い、450m泳いでフィニッシュ。電光掲示板に踊るCR(区間新)の文字。一瞬、踊る心。しかしそれを即座に打ち消す、観客席から飛んでくる師の説教。計測員のお兄さんからの謝罪と気遣い。っていうかさっきの800mサーフィスの前半の方がタイム速かったじゃん。撃沈。
レース後の記録
チームメンバーに土下座しました。
今後の対策
以下、今後の対策です。
心の問題
いくらディスタンス選手はマイペースとはいえ、あんまりである。ちったぁ緊張しろ。
ウォーミングアップの問題
素足でもいいのでもう少ししっかり泳ぎ込んでみたい。それでも冷えるのであればそれはもう体調の問題な気もするのでプールサイドにカイロ持ってってもいいかもしれない。
練習内容の問題
持久力にはそれなりに自信があったが、それは「7〜8割程度の出力で延々と泳ぐ」に限っての話。「全力疾走を数分間続ける」ためのパワー持久に関しては、振り返ってみるとまったくトレーニングできていなかった。また、ダッシュの練習も不足していたため、いざレースとなると、最初の100mで力みすぎてしまっていたことは否めない。まるで「短距離はねぇ、筋力が必要でしょう? 年寄りはね、そんな筋力、もう付かないのよ。長い距離なら、筋力がなくてもちょっと技術を磨けば一気にタイムが上がるんだから、いいのよこれで」っつって1500mにばっかり出てる高齢者マスターズスイマーみたいな状態に陥っていることに気づくが、まだ29歳である。しかもそういうおばあちゃんは得てして「完泳すれば世界新記録(ライバルはどんどん死んでいくため)」であるが私はせいぜいで今回のように地方大会の区分新記録程度でもある。歳相応のマッスルを身にまといたい。
マッスルの問題
なので、プロテインを導入です。
体調の問題
こればっかりは、持病の萎縮性胃炎が私の元を去ってくれないとどうにもならない気がしますが、残念ながらこいつぁ不治の病だ。永遠におまえの身体を中から蝕み続けるぜ。へっへっへ。という意味でのプロテインでもあります。別途記事にします。(追記:しました→「プロテインを導入しました」)
まとめ
3月はがんばります…。
なお、この記事のテンションは、「今回の大会、マジでしくじりすぎちゃってて、『あっちゃ〜! わたしったら、おバカちゃん♪(。・ ω<)ゞ』的な雰囲気でまとめようものなら本当に反省してんのかと他のフィンスイマーから顰蹙買いそうだし、かといって言い訳をぐだぐだ並べて『本当、もうしません…』『いや〜、この一件で学びました!』を連打するのも読者からしたらうんざりする内容だし、でも端的に事実だけ(タイムと失態内容)を書き並べておくのは私の精神がもたない…!」という葛藤から生まれました。フィンスイミングも競泳も、ブログやってる人は大抵、こういう初歩的な失態とは無縁のめちゃくちゃ速くて真面目なトップスイマーばっかりなんだから、このブログくらいはふざけててもいいでしょ…(ヤケクソ)
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