今週末は日本選手権!
ベスト出たらいいよね!
ベスト出たらそりゃいいよね! フツーのマスターズにしてはそこそこ練習してるほうではあるはずなんだけれども、周りに日本代表経験者とか学校に専用施設がある学生さんとかが多すぎるせいかどうしても自分はさしてトレーニングできてないほうだと感じてしまうし、いやまあ彼らのレベルを目指してるわけでもないので気にすることもないのかもしれないけれども、でも、もし今年の日本選手権でもまたタイムも上がらない、順位も上がらないってなったとしたら、それでも毎日のように数キロあるモノフィンバッグ担いで片道1時間以上かけて交通費と練習費で1回4000円前後かけて練習行ってタイム競技やり続けてるのって趣味というより狂気でしかなくねえかとか思う瞬間もあるから、年に1度でいいから、0.01秒でもいいからタイム更新したいよね!
…いや本音を言えば0.01秒じゃあんまり嬉しくないね。50mにつき0.1秒は欲しいわ。正確に言うと50mはあと1秒縮まってもいいと思うし1500mなんて1分縮まってもいいとすら思うわ。それでも別に順位的にはほぼ変動がないし、何かの基準タイムが突破できるとか、ましてや代表入りできるとかいうのもない。つまり凡タイム。凡タイムなら私にも出せたっておかしくなかろうに。ついそう思ってしまうな。
どうしても、こんだけやっていれば、考えるじゃないですか普通、「目標タイムを達成する方法」。
ひとつは、筋持久力が足りない。
これ、1500mのベストタイムのときのラップで、最初の100mとそのあとを見ると、最終的に10秒近く落ちてる。
フィンだけではなく競泳もそう。
これは2017年の1500m自由形。気持ちよく落ちてる。
そう、「落ちてる」と、客観的に見れば誰だって思う。私だって思う。
でも気持ちとしては別に落ちてるんじゃないんだわ。頭の100mをこの通り56秒で入ろうが、おさえて65秒で入ろうが、そのあとのラップが何も変わらないんだわ。変わらないとなると、短期的に見れば「そんなら頭の100mは何も考えず飛ばしちゃったほうがタイム縮まるね」となるのだけれど、長期的に言うと「そんなら100m以降のラップを1秒ずつでも縮めたらもっとタイム上がるじゃない」となる。あたりまえ。私だってそう思う。
でもこれができねーんだわ!
たとえば4/20、練習仲間が気を利かせてくれてやった800mのbroken的な練習のタイムがこれなんだけれども、こんだけ細かく区切ったところで、中盤、64〜5秒/100mの呪縛から逃れられない。息はそんなに上がってないんだけれども筋出力的にわりと限界。63秒で一度でも泳いだら残りはそれこそもう落ちるしかなくなる。やってる本人としてはそういう感覚。
それなら、そういった局面のためのパワー持久を取り入れりゃいいじゃんと思うかもしれないけれども、待ってくれ、普通に考えて、パワー持久がいちばんつらいトレーニングじゃないか! 年齢的にも、子供ができたりしようものならいつ泳げなくなるかわかったもんじゃないのに、そこまでかける胆力が出てこない。趣味だから。泳ぐのはただの趣味だから、別にそう思うならそれはそれでいいじゃんとも思う。できる範囲で楽しめばと。でも同時に、自分の情熱なんて所詮そんなもんだったのかとも思う。前向きな諦めと後ろ向きな落胆とのせめぎ合い。うーん。
それならせめて、もう3年も大会のたびに毎回言っている「泳ぎがギッタンバッタンしてる」「初心者みたい」「努力量に見合った進みでない」「可哀想」「スピード度外視でフォーム意識してこれ」などの、フォームに関する部分を改善しようと、気持ちとしてはそちらのほうが随分と乗り気にはなれるのですけれど、これはこれで、大変難しい。これもあたりまえ。あたりまえなんだけれども。
フィンスイミングを再開した3年前に比べれば、知識量は増えているはずだし、水中練習以外にも取り入れてみたエクササイズは数多くあるけれど、タイム向上にはなかなか繋がってこない。繋がってこない理由も理解できてるつもりで、「わかっただけで満足して徹底できてない部分がある」「レースで使えるレベルまで技術を落とし込めていない」「新しいフォームにまだ慣れていなく筋疲労が激しい」「レベルが5から7に上がったところでレベル50のラスボスが倒せるわけない」「そもそもこういうのは結果に出るまで時間を要するもの」、とかなんだろうけれど、そうなんだけど、そうは言ってもさ、こんだけやったんならちょっとくらいタイムも速くなってくれたっていいじゃんってさ、まあ思いますよね。知識が増えるほどそう。経験が増えるほどそう。知らなければ願うこともないのに、知ってしまったら願わずにはいられない。欲を持って生きることは罪深い。
そんなことを考えすぎて、先週は元気が出なくて、天気が悪かったこともあってなかなか塞ぎ込んでいました。ずっとゼルダの伝説BotWやって、リンクと共に山を駆け鹿を駆り飯食ってました。
…が、元気が出ないとか言ってたって仕方のないことなので!
行きたい道のりに必要なものを考えることは大事ではありますが、考えただけで実際の何かが変わるわけではなく、結局はそのときできることをひとつずつやることでしか変えられないので、日本選手権ではレースプランとかあんまり難しく考えずに、ワーッと飛び込んでヤーッと泳ぐかぁと、おとといくらいに突然そう思いました!
…そう思ってから練習行くと、いい泳ぎができたりするんだよねえ。罪深いよねえ。笑
突然ですが今、群馬は水上に来ています! 考えすぎてすぐ深みにハマるクセがありますが、そんな底なし沼は脇に置いておいて、山を散歩して美味いもの食って、気分よく日本選手権に臨もうと思います! ゲームでもリアルでもやってることは一緒だね(*´◒`*)
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