フォーム練習会 SOKA FM、今後のビジョンについて

   

先日より有志でのフォーム練習会を始めています。これですね!

練習会自体は、チーム名を付けてからまだ3回しか開催していないのですけれど、やってみて勉強になったこと、これからやりたいことが、すでにたくさん見つかりました。これから書くのは、ここまでの思考まとめです。コーチングの仕方とかメニューの組み立て方とかは千差万別でしょうから、完全に私得の内容です!


前提条件のおさらい

メンバーは、30代から幅広い世代、日頃はスポーツクラブで60分で2000m前後のスイムトレーニングを週3程度やってる方達。筋トレだけだったら私よりバリバリできる方のほうが多数。

スイムトレーニングは「4種目をいっぱい泳いで体力向上」が主目的。フォーム理論とかは他のレッスン…でやってるのかな?どうかな?他のレッスンに出たことがないのでわからないのですが、うちに限らずほとんどのスポーツクラブで教えられているのは、泳げない人向けの初心者泳法レベルだと推測します。ま、そういうもんだからね。

この度発足した練習会は、メガロス店舗対抗戦「メガマス」開催直後、レースのためのフォーム練習をする機会を作りたいですねという、お酒の場での話が勢いそのまま実現したやつ。(※ただし高瀬はシラフ)


そもそも皆さんの食いつきがやばい

なんかもうやばい。お酒の場での話なのにメンバーがもう20名くらい集まってる。皆さんとても本気なのがとてもありがたい。しかも全員歳上だし。粗相のないようにしなくちゃ…できるかな…

得になんの実績があるわけでもない自分ですが、できることは精一杯やろうというアグレッシブな気持ちをもらえますし、自分も練習はサボれないなと気の引き締まる思いです。

チームっていいよね♡



真面目なことを言うと、大人の方対象のレッスンを持っている方の多数が「大人になってからはもう伸びない」「大人相手だしこちらからはあんまり言えない」的な発想であることに最近気付かされ、少しショックを受けています。神奈川の地元の水泳協会の講習会でも、講習担当者の方がそんな言い方をしていたらしく、母が怒り狂っていました。

そう、レッスンを受ける側としては、そんなふうに思われていたと知ったときの感情は「憤怒」、そして「(指導者への)失望」なんです。もっと言ってほしいしもっとうまくなりたいしもっと速くなりたいからこうやって高い金払ってこんな朝早くor夜遅くのレッスンに一生懸命来とるんだろが!!!ボチボチの結果でいいんだったら昼のもっとユルユルの楽しくおしゃべりするやつとか初心者コースでプカプカするやつだけで十分だわ!!!(お昼のレッスンを一生懸命にやられている方、大変申し訳ございません)

や、いいんです。普通のスポーツクラブ、スイミングスクール、市民プールのレッスンがそういう思考になるのは、理解はできます。いろんな目的の人がいるわけだし、義務教育の小中学校的な、最低ラインに合わせてプランを組んでいくのは、間違ってはないんです。ちょっとトゲのある言い方ですが。

ただね!スポーツって、もっと人間の本質的な楽しみ方が味わえるものだと、私は思ってるんです。私だけを見てくれて、私のためだけのアドバイスや叱咤激励があって、私だけの目標や課題を見出してくれる。向上心、探究心をくすぐられ、練習以外の時間にもメリハリが生まれ、生活がパリッとしてくる。これ、人間として、めっちゃ嬉しいことなんですよ。特に、なんでも自分ひとりでやらなくちゃいけないしできて当たり前って思われている、大人にとっては。

練習会の今後に想いを馳せることは、何を持って人生を楽しいとするかを考えるきっかけにもなりました。



序盤から壮大になっちゃったね!
あとは水泳の話に戻ります。


日々の練習は「レースのための体力作り」か、「練習をどうにか切り抜けるための体力作り」か

わかっているようで意外と難しいのが、ここの心構え。

プールサイドからはコーチから「タイム落ちてますよー」「バテてますよー」と何の気なしに煽られ、後ろからはオジサンスイマーが「大丈夫、全然追いついてないから!」とか抜かしながらピッタリくっつかれて煽られ、な状態なのがマスターズスイマーの”普通”。しかしその状態は、練習の手抜きを引き起こしがち。「なんとかして60分間を生き抜く方法」ばかりを追求し、キックを減らしてみたり、呼吸を全部毎回呼吸にしてみたり。もしくは逆に「好きなメニューだけがんばればいいや」と割り切り、クイックターンがいつまでたってもまともにできないとか、背泳ぎのキックが落ちていても気にしないだとか…。

すると、「キックを打ち続ける」とか「ダッシュのときにノーブレで行く」とか、レースでやりたいはずのことが、いつのまにかできなくなっちゃうんですよね。



練習会を通していろいろな方と話をしてみて、まずは、練習についての意識改革が重要だと考えました。

◎練習はレースのためのもの。レースの泳ぎをしてこそ練習。
・全メニューに目的を持つこと
・自分のタイム・ストローク数・脈拍・水感、すべてを把握すること
・自分の理想の泳ぎを脳内でイメージできていること

これができれば、泳ぐ時間が週に1回しか取れなかろうが、1日に30分しか泳げなかろうが、ちゃんとした”練習”になるはずです。


”基本”にどれだけこだわれるか

練習会では、まだ開催回数が浅いこともあり、ストリームラインの取り方にいちばん時間を割いて練習を組んでみています。

しっかし、ストリームラインを甘く考えている方、意外に多い!

スイマーの最大の敵は、水の抵抗。どれだけパワーがあろうが、知識を蓄えていようが、抵抗をモロに受けている限りはその真価を発揮できません。そして、もっともスピードが出ている瞬間とは「スタート直後」と「ターン直後」。つまり、ストリームラインを組んでいるときです。自分の強み、壁を蹴ったことによる加速を、最大限に出したいと本当に思っているなら、「抵抗を受けない姿勢」について考えないことは、競泳というスポーツへの冒涜ですらあります。

というのはちょっと言いすぎですが、とりあえず基本は大事!ということです。ドリブル練習をしないサッカー選手が、素振りをしない野球選手が、はたして第一線でどれだけ活躍できるものなのか?ということです。

ストリームラインについてはこちらで熱く語りましたのでよろしければどうぞ!


無から夢や目標は生まれない

最終的に重要になってくる思考は、「自分はどんな泳ぎができるようになりたいのか」だと思います。短距離マスターになりたいのか、長距離を延々と泳げるようになりたいのか。ストロークのピッチを上げてパワーを活かしたいのか、無駄のないフォームで職人技のようなレースを構築したいのか。北島康介さんを指導した平井コーチも、「『これが最速の平泳ぎだ』という正解があるわけではない。『こんな泳ぎができるようになれたら速いかも』という理想から逆算し、そのためにキックはどうしたらいいか、こんなメニューをやってみるのはどうか、と考えていった」的なことをインタビューで言っていました。

ただ、それは、とてつもない知識、知恵、情報量、経験、科学的根拠、強靭な肉体と精神力など、さまざまな要素が必要です。何もないところから「こんな泳ぎができるようになりたい」は出てきません。逆に言うと、経験やら知識やらという要素は溜まってくればくるほど、自分の中で工夫してみる材料となり、そこから理想が生まれ、理想実現のためのさらなる努力に変換されるわけです。そうなるともう楽しくて笑いが止まらなくなるよね。

気をつけたいのは、練習時間だけやみくもに稼いでいても、それはシャーレが置いてあるだけみたいなもの。それだけでは何も変化は起きません。練習会を通してこれから、いろんな要素をあれこれブッ込んでいきますので、どんな変化が起きるものなのかを自分の身体で楽しんでもらえたら、泳ぎを”教える”立場としては結構満足です。


やりたいことリスト

やりたいことは細分化しはじめたらキリがないのですが、普通のスポーツクラブの大人向けレッスンではなかなかできないことをやりたいですよね!


◆フォーム理論の構築編

1、ストリームライン
2、重心
3、プルの軌道
4、キックの軌道
5、キックとプルのタイミング
6、呼吸
7、スタート&浮き上がり
8、ターン
9、トップスピードを出したいときに注力するポイント
10、バテてきたときに注力するポイント


◆メニューの知識編

すっげーざっくり言うなら、この強度表記をすべて泳ぎで体現でき、その効果を説明できるようになること。


◆経験編

「自分がこのタイムで泳げるのは4本までなのか」「この泳ぎがもつのは今は50mまでなんだな」「先週は40秒だったのが、ここを変えたら今日は38秒で泳げた」的な、現状分析、比較検討の経験。限界を知らなければ限界は突破できないぞ〜!


◆精神論編

いい意味でね!メンタルのコントロールができなければ、せっかく練習しても、本番が辛いだけですから。もっと言えば、せっかくいい練習ができていても、大会にエントリーすることさえ怖がってしまうから。自分に自信を持ち、ポジティブに挑戦していくマインドの持ちかた的な側面。(私のいちばんの強みだと思っています)



パッと考えたかんじ、こんなところです!
これ全部本気でやったら、そこいらのマスターズチームなんか目じゃないですわ〜!(*´◒`*)

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夢は大きく、歩みは着実に(笑)

ま、風呂敷は広げるだけ広げておくに越したことはないかなと思って勝手に盛り上がって広げまくりましたが、実際はちゃんと地に足ついたレベルでじっくりゆっくりやっていきますので、どうぞご安心ください。笑

こういうことが学生のときにもっと考えられていればな〜。当時はそんな余裕がなかったんですよね。もったいないことをしました。でも、今からでも十分に楽しめるビジョンが見えています!これからに期待〜♪

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