クイックターンの改善に取り組んでいます

日の出前に眼球にメガネの柄をぶち込まれて起床してから夜は19時頃より約1時間かけてトイレに4回行ってみたり横たわる親の耳元でピアノリサイタルしてみたりしつつ満足して寝るまでノンストップ声出し! 今日は5時間、昨日は8時間ぶっ通しの外出! 手拍子、それすなわち歌の強要! 飯は食わない! おむつも替えない! 靴も履かないし帰らない! 誰だこんな持久力とあかハラ(あかちゃんハラスメント)の合いの子を生み出したのは! 我々か! という日々を送っております! 泳ぐ時間があるなら正直寝たい!

着てくれるならなんでもいいからと好きに着せたところ、半袖シャツの上に長袖起毛トレーナー着てさらに半袖シャツを着た着膨れ状態で蝉になった2歳(靴なし)

 

もはや5年くらい過去の話のような気もしているのですが今年はなんと、5月に日本選手権、8月に湘南OWS、ブログに書けていませんが10月には関東オープンもあったんですね〜! 記憶の彼方に流れつつあるのを、時折当時の映像を見ては、泳ぎの感覚などをどうにか思い出しています。

10月の関東オープンは、前日3時間睡眠からの競技役員を務めた上での1500m。超絶バッドコンディションだったわりにはフォームが史上最高に良くて(スピード練習できてないからペースはほぼフォーミングだったけど)、長らく取り組んできたフォーム改善については、今できる部分はだいたいクリアできただろうということで。

 

ずっと目を背けてきた、クイックターンの改善に、着手することを決意したのです…!!

 

クイックターンと私

長水路1500mのレース中に29回訪れる、クイックターンの機会。
ターンというやつはとにかく、疲れる。前転だけでも疲れるのに壁を蹴って身体の向きを変えていくらか潜ってから浮き上がってくるって、それ人間の処理能力範囲超えてない??? 特にフィンスイミングは、あのでっかいモノフィンをいちいち振り上げなくてはならないので、もう尋常じゃなく疲れる。

よく考えたら、クイックターンの仕方なんて「壁まで来たらおへそを見て回って、蹴る!」程度の解像度でしか、教わったことがないわけです。私は36年間ずっと、①腕の動きに合わせて首と背中を丸めて、②足を壁側に放り投げて、③どうにかこうにか壁を蹴る、とだけやってきていて。速い選手の水中動画を見たって、見るべきポイントも違いもわからなくて、正直何がなんやらで。もっと速く、力強く、それでいて省エネで回り、そしてもっと潜れるようになりたい! と漠然とした願いはあったものの、解決策がまったくわからずにいました。

それが今回、村松さんと話してみてようやく、解決の糸口が見えてきました!

 

そして同時に露呈した、水泳人生最大の疑惑。

 

私、股関節をなんにも使っていないのでは…?

 

股関節から脚を折りたたみ、10月末の八王子駅南口広場を見下ろす2歳(靴なし)

 

股関節と私

股関節で脚を折りたたむ is 何事???

見るべきポイントを教わってから改めて速い選手の動画を見ると、たしかにみんな、背中から腰まで伸びたまま、股関節で脚を引きつけて、壁に着地してる。まあ、そう、そうね。そのほうが腹筋も入るし、お尻も使えるよね。わかるよウンウン。
でもさ、やってみ!?!? 今まで首と背中を丸めることで回ってきた人がさ!!! いきなり腰まで伸ばそうとしたってさ!!! 回転など起きずに壁に激突するだけなんだよ!!!(した)

 

私の股関節は、引くほど硬いということが判明しました。
いや、硬いのは知ってたんだけど。
それがどのように悪影響なのかを理解してなかったから、危機感もなかった。
実際、股関節の硬さについては村松さんからも軽く引かれていて、普段絶対そんなこと言わないのにセッション中に何度か「あれ、そこからかぁ」とつぶやかれたし、「まだレベル1なのでトキワの森も抜けられません」と診断もされました!(愛ゆえですし、今はもうヤマブキジムを突破してグレン島に行ける程度にはなったそうです! ありがとうございます嬉しい!)

 

・皮膚の癒着を解消
・血流改善
・股関節の前側へのアプローチ
・ハムの柔軟
・尻トレ
・育児による腰疲労の解消
・その他もろもろ

を教わって3ヶ月、ようやく腰を伸ばしたまま股関節だけを曲げられるように、なりました!
(まだ重りは持てない)

比較画像があればよかったけど過去のデッドリフト画像は見るたびにあまりのできていなさに悲しくなってつい消去してしまったため比較はできませんでした

  

デッドリフトとヒップヒンジと骨盤前後傾と私

また、自分の脚を引き付ける動作についていろいろ分解していった結果、私は、骨盤を前傾させるときに背骨(腰も背中も首も)にいらない動きが出てしまっていたのが、ひとつ改善ポイントだったようです。そこに気づけてからは、デッドリフトが比較的まもとになりました。

でもたぶんここは、今までの腹筋トレと尻トレが功を奏してた面もあるかな! 1年前にも実はデッドリフト教わってたんだけど、そのときはそこまで自分にハマらなくて。何事も、順序とタイミングと、諦めない気持ちだなあ。

橋の端に群生した苔をむしっては投げる2歳(靴なし)

 

壁 VS 私

クイックターンから逃げ回ってきた人生だったのを見直そうと思えたのは、どうせまだしばらくは育児メインの生活で、大会でタイムを狙っていくことは難しいのだから、苦手に向き合う時間が確保できたと前向きに捉えようと考え直したから。
なのでたまにプールに行けたときも、やるのはひたすらターン練習のみ。息が上がると腹が抜けて腰が丸まるので、サークル長めに50mまで。息と気持ちの整え中に顔見知りのコーチが話しかけてきて集中力が途切れるアクシデントが発生しがちなことを除けば、今だからこそすべきことをやれているのではと思います!

 

とりあえず、素足だとターン後は壁をろくに蹴れていないからスピードもないし苦しいしでドルフィンキックなんて2回打てるかどうかだったところから、それなりのスピードを保ったまま4回は余裕を持って打てる程度には、改善してきました。
素足で泳いでるときに、フィンスイマーなのに全然潜らないんですねって言われるのから、卒業したい。卒業するぞ!

街中のアーチ型車止めで運動に勤しむ2歳(靴なし)

コメント

  1. 匿名 より:

    部屋とワイシャツと私

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