フィンスイミングとはなんぞやシリーズ、2回目は大会スケジュール一覧です!
(シリーズ1回目はこちら→「フィンスイミングとは? 〜道具・種目編〜」)
マスターズ競泳と違って、公式の一覧もないし、各要項を見たところで長水路なのか短水路なのかすらわからない!くそう!これがマイナースポーツか!と歯ぎしりしながら調べました。笑
2016年度大会の要項や結果のまとめを、わかる範囲で。
年を経るごとに細かい変更はあるかと思いますが、少なくともここ6年ほどは、大きな動きはありません。
2016年度国内大会スケジュール一覧
5/4-5 第28回 フィンスイミング日本選手権大会 (横浜国際プール・長水路)
7/10 第51回 横浜国際記録会長水路 (横浜国際プール・長水路)
8/7 H2O Swim Party 2016 (尼崎スポーツの森・短水路)
8/28 チャリティ湘南オープンウォータースイミング2016 (逗子海岸)
9/25 東京辰巳国際水泳場杯 (東京辰巳国際水泳場・長水路)
10/9 第52回 横浜国際プール短水路記録会 (横浜国際プール・短水路)
11/19 第25回 フィンスイミング短水路日本選手権 (千葉国際水泳場・短水路)
1/28 第13回 関東オープンフィンスイミング大会 (千葉国際水泳場・短水路)
3/12 第12回 日本学生選手権 (町田市民プール・長水路)
3/12 第5回 ジャパンオープンマスターズ (町田市民プール・長水路)
5月 フィンスイミング日本選手権大会
【会場】
横浜国際プール・長水路
【データ】
★大会要項
★水着ルールについて
★その他、競技ルールや前日アップなどについて
★レース結果
残念ながら、マスターズ水泳のようにwebで速報が閲覧できるなんてものはありません。有名選手がせっせとまとめてくださったFacebookの投稿を拝借。
【位置づけ】
国内フィンスイミング最大の大会。
2日間にかけて開催されます。
「ワールドゲームズ」と「ユース世界選手権」という世界大会の予選会も兼ねています。ワールドゲームはマイナースポーツのオリンピック、ユース世界選手権は18歳以下の世界大会です。
今回の世界選手権内定者は、こちらの選手の皆さんでした!
2017年ワールドゲームズの出場者は、世界選手権での結果を踏まえて最終決定されます。
ユース世界選手権はこちらの選手の皆さん!
7月 第51回横浜国際記録長水路
【会場】
横浜国際プール・長水路
【データ】
★大会要項 サイト/PDF
★レース結果 サイト/PDF①/PDF②/PDF③
【位置づけ】
日本水中連盟への選手登録がなくても出場できるオープン大会!「日本選手権とかは尻込みしちゃうけど、オープン大会なら…」というフィンスイミング初心者にはもってこい!
50m・100m競技しかありませんが、競泳の記録会と一緒の開催ですので、フィンスイマーにとっては重要な、フィンスイミング普及活動の場のひとつでもあります。
ちなみに、レース結果をご覧いただければわかりますが、この大会、アプニアで世界記録が出まくっています…!数少ないレースを大切に、しっかり合わせてくるトップスイマーの真剣な戦いが見られます。
こちらのサイトにレースの一部が動画でアップされてます!
★フィンスイミングナビのブログ – 第51回横浜国際プール長水路記録会
8月 H2O Swim Party 2016
【会場】
尼崎スポーツの森・短水路
【位置づけ】
フィンスイミングの大会はほぼすべてが関東で開催されるため、関西圏での開催は貴重!
非公認大会ですし、競泳と同時開催ですが、なかなかレース出場の機会が取れない選手にとってはありがたい大会です。
8月 チャリティ湘南オープンウォータースイミング
【会場】
逗子海岸
【データ】
★公式サイト
★レース結果
★高瀬はチキってフィンを履かず、素足で参加してました!過去記事もどうぞ!
【位置づけ】
OW(オープンウォーター、海でのレース)の国内唯一大会。
さすがに2.5kmも泳ぎますし、海での競技なので、長距離に自信のある選手、海が好きな選手しか集まりませんが、2.5kmの部の第1スタートを切っていくフィン勢の背中はかっこいいですよ!
完泳できればOWの国際大会の派遣候補に入れます。本当に!出ておけば!よかった!
2016年度の表彰台は、強豪チーム「NAIA」のほぼ独壇場でした!こわいね〜!
2009年大会は私の古巣「チームダッシュ」がたくさんいたのにね…!
9月 東京辰巳国際水泳場杯
【会場】
東京辰巳国際水泳場・長水路
【データ】
★大会要項 サイト/PDF
★レース結果 ※フィンスイミング種目はno.41〜46です
【位置づけ】
通称「辰巳杯」、こちらも競泳と合同の大会。辰巳の長水路で泳げる貴重な機会であること、オンシーズンの夏が終わって次の大きい大会まで期間が少し空くのでちょうどよいアクセントになることなどから、フィン競技は往復はがきで応募し、抽選が通らないと出場できない、人気大会です。
10月 第52回横浜国際プール短水路記録会
【会場】
横浜国際プール・短水路
【データ】
★大会要項 サイト/PDF
★タイムスケジュール
★レース結果、大会の様子
横浜国際記録会で、フィンスイミング競技も実施中。
速報はこちら三村選手 男子50M Cmas BF 19秒09
森選手 女子50M AP 17秒53
鎌田選手 女子50M SF 19秒14
以上の選手が短水路日本記録を更新した。 pic.twitter.com/xo16JeaZgN— フィンスイミングナビ (@finswimmingnavi) October 9, 2016
横浜国際記録会100の結果を追加しました。
速報は以上です。#フィンスイミング pic.twitter.com/Uuw8AEiiDU— フィンスイミングナビ (@finswimmingnavi) October 9, 2016
本日開催された第52回横浜国際プール短水路記録会に鎌田インストラクターと原田インストラクター、青田インストラクターがKITAJIMAQUATICS生徒と共に出場しました!… https://t.co/jC9pNy8oca
— KITAJIMAQUATICS (@KITAJIMAQUATICS) October 9, 2016
【位置づけ】
7月の大会の短水路バージョンです!
2月にも横浜国際プールで短水路の記録会がありましたが、そのときはフィンスイミングは「競技途中でのデモンストレーション」程度の扱いだったとのこと。こういうの見ると、フィンも少しずつ普及してきていると思ってもいいのかな〜。
そしてこの大会、開催日が明日です!
高瀬も出場します!
参加したらまたレポート書きます!
《10/10追記》
出場してきたので書きました!
今回はシンクロナイズドスイミングのデモンストレーションが競技中にありました。
【参考】 第52回横浜国際短水路記録会にフィンで出場しました
11月 第25回フィンスイミング短水路日本選手権
【会場】
千葉国際水泳場・短水路
【データ】
★大会要項
【位置づけ】
フィンの短水路大会ではもっとも大きい大会。
もっとも大きい、とは言っても正直、1月の関東オープン、3月の学生選手権&ジャパンオープン、5月の日本選手権と段々に盛り上がっていくのが通例ですし、去年の11月は台湾・台北にてアジア選手権が開催されていたので、去年の短水路選手権の様子の記述はあまり見つけられませんした…。
ま、こちらも今年は高瀬も出場しますので、後日レポートします!
1月 第13回関東オープンフィンスイミング大会
【会場】
千葉国際水泳場・短水路
【位置づけ】
6月に開催されるワールドカップマスターズ(オードリー春日さんが出場した大会です!)への選考大会その①です。ワールドカップマスターズは、3月のジャパンオープンの結果と併せて選考されます。つまり、国際大会を狙う選手は、このあたりからギアが入ってくるかんじです!
3月 第12回日本学生選手権
【会場】
町田市民プール・長水路
【データ】
★大会要項
★レース結果
★大会の様子はこちら フィンスイミングナビのブログ – 2016年学生選手権
【位置づけ】
国内唯一の学生選手権。世界大学選手権の選考会も兼ねており、選手は大学名で出場します。
この大会、要項をご覧になってもわかるとおり、後述のジャパンオープンマスターズの前に開催される大会なんです!まあたしかに、大学生だけに出場者を絞ると、どうがんばっても3時間程度で終わってしまいますからね…。ほとんど早稲田大学と日本体育大学の2強です。もっと競技人口が増えたら楽しいのにな〜!
出場選手は、選手権後に開催のジャパンオープンマスターズの運営を手伝ってから帰ります。ありがたいことです。
3月 第5回ジャパンオープンマスターズ
【会場】
町田市民プール・長水路
【位置づけ】
選出の1月の関東オープン同様、ワールドカップマスターズの選考会でもある大会です。関東オープンは「選考”対象”大会」、ジャパンオープンは「選考大会」なので、こちらの大会のほうが優位ですね。
オープン大会ですので日本水中連盟への選手登録はなくても出場できますが、ワールドカップマスターズへの選考に参加するには選出登録が必要。
ちなみに、2016年にワールドカップマスターズに選出された選手一覧は、こちら。
その他、非公認大会でも少しずつフィンのレースが増えてきています
年間の主な国内大会は以上です。
最近は、非公認の競泳大会にフィンのレースも含まれることが少しずつ増えてきました。
たとえば、大手フィットネスクラブのメガロスの対抗戦、メガロスマスターズが今月末に開催されますが、そちらでもフィン種目があります。
また、レースとまではいかなくとも、競泳の大会中にデモンストレーションとしてフィンスイミングが観戦できる機会も増えてきました。千葉チャレとかね!
今のところ、フィンスイミングの大会はすべて、入場無料、入場時の選手票掲示もない、非常にオープンな大会です。選手層も、一握りのトップスイマー、幼少期から競泳をガンガンやっていた学生選手を除けば、多くの大人の選手は、普段は週1くらいで趣味程度に気持ちよく泳いでますってくらいのレベルの、THE・マスターズスイマーです。むしろ会場であれこれ教えてもらったり、トップスイマーの泳ぎを観察する絶好のチャンスです!
今後は高瀬もだいたいの大会に出ると思います!ぜひぜひ会場でお会いしましょうー!
ひとまず明日の記録会がんばります!
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