クロールの姿勢について仮説検証したので超絶雑図解でまとめました

   

超絶雑図解シリーズ、クロール編です。

例によって、姿勢について自分の20年間くらいの泳ぎを見返してみたり、速い人の泳ぎを見たり、速い人から教わったりしたことを踏まえて個人的に仮説検証をしているだけで、科学的根拠に基づくアレではないですからね! 大学で流体力学とかスポーツ科学とかやっておけばよかったよねー!


15年前の泳ぎを続けていてはアカンのではと思い始めた

自分が小中学生のときは、うっすらぼんやりとした記憶ではありますが、クロールは「大きく胸を張って」「頭を上げて」「上半身を浮かす」「そのために爆裂キックを打つ」みたいなかんじでコーチから教わっていたような気がします。まあたしかにそのほうが、水との接面も少なくて済むから(下記「理想図」)、無駄なく速い気はするよな〜、と、そのときはなんとなく思っていました。

【図1、15年前くらいから抱いていた理想図】
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ね、頭を上げて(a)、キックめっちゃがんばれば(b)、オレンジの部分が減って抵抗がなくなる! そんな気が! するじゃん! してたんですよ!



でも、最近ようやく気がついたのですが
もしかしなくてもこの泳ぎ、
めちゃくちゃしんどいのでは?????



【図2、理想の実際】
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胸を大きく張って頭を上げるようにすると、顔から胸にかけて抵抗がかかって(①)上半身が上に浮く(②)ところまではまあ計算通りとしても、その代わりに腰が下がってくるわけで(③)脚にも抵抗がかかってくるし、腰しんどいし、上半身を浮かせ続けられるだけの水上ジェットみたいなモーターが付いているならまだしも、普通の人間にはかなり厳しい理屈なのでは??? みたいな。(下の濃青の図は、薄青のへそあたりを起点に回転をかけたもの)


会社員やってる間に世間の常識が変わってた

とか言っている間に世の中は移り変わり、今ではすっかり、頭を低くするフラット泳法が主流。しかしそれでも私の中のクロールの常識は変わらず「胸を大きく張って頭を上げてキックで浮かす」だったので、オリンピックとか日本選手権とかのトップレベルのレースを見ても「なんでこいつフラット泳法なんだろう…頭全然上がってないし…まあ大学生くらいだとそういうクセのある泳ぎをする子もいるよね…」などと謎の上から目線をかましていましたが(こっちは毎日仕事で終電帰宅してんのに、あの舞台に立つ選手たちはみんな、好きなことで一生懸命になれてていいよなー、という僻みもありました)、

マスターズとして水泳をちゃんと再開して、フィンスイミングも再開、基本姿勢から見直すようになって初めて、「あれ、フラット泳法のほうが、よっぽど理にかなっているのでは???」と気づきました。

【図3、フラット泳法は多分こういうこと】
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(濃青は、図2より回転を小さくかけたもの)

そもそもの抵抗が減るし(④)、そのおかげで⑤の力のはたらきも小さくなって腰も沈みにくい(⑥)し、だから下方向へ蹴って身体を浮かせる必要がなくなってキックの無駄がなくなるし、腰が過剰に反らないので肩や背中も動かしやすくなるし、腹筋にも力入れやすいし、おやおや…おやおやおや〜???

誰だか忘れたけどあのときのオリンピアンさん、「所詮大学生」とか言ってバカにしてごめんね〜!?!?



ということでフラットに泳ぐようにしたら、25mなら学生のときとあまり変わらないタイムで泳げるように今はなっています。パワーは劣っているのでどうしてもあのときに勝てはしていないのですけどね! (でも最近は筋トレも始めたからそろそろ勝てる気がしてきてますけどね!!!!!)


おまけ:マスターズあるある「沈み泳法」

・首が前に出ている
・首や肩に力が入っている
・背中が丸まっている

などの状態で泳ぐと、頭の位置が下がりすぎて、水が身体の下でなく頭の上を通ってしまうので、水を背負いながら泳ぐという過酷トレーニングを自身に課すことになってしまいます。

【図4、沈み泳法】
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周りを見てみても、プルをがんばろうと思うとつい首や肩に力が入ってしまうクセの人は(テクニックよりマッスルで泳いでしまうオジサマスイマーには特に)多いなと感じていますし、上半身が沈むぶん脚が水から出て、キックの水しぶきが立ちやすいので、「俺、がんばってる!」感が出やすいのだと思います。マッスルの無駄遣いは非常にもったいないので、ぜひテクニックにも気を配るか、マッスルを私に分けてほしいな〜!!! と思っています!

「自分の泳ぎがどれだけ抵抗を受けてるかとか、よくわかんねえっすわ〜」という人は、フィンを履いてスピード出して検証してみたらちょっとは感じやすくなるんじゃないですかね〜? フィンを履いたらみんなフィンスイマー! おっ! ついにあなたもフィンスイミングデビューですね!!! おめでとうございます!!!



というのは冗談ですが、姿勢って結構なめてかかってしまいがちなので、最近気にしてなかった人は一度見直してみるのもアリかもよという話でした!

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