今更感をふっとばせ!
京都旅行リターンズその3、大原三千院ハイキングの巻です!
〜あらすじ〜
今回の旅行の目玉のつもりだった鞍馬の紅葉狩り、終盤のコンクリート道路でちょっぴり肩透かしを食らわされてしまった一行は、残念な気持ちを行動力に変え、すでにひと山歩いて疲労困憊のはずのその足で電車をさらに乗り継ぎ、大原三千院にも足を延ばすことを決意したのダッ!
【参考】 京都旅行リターンズ 〜鞍馬・貴船編〜
ということで三千院です。右上です。
地図上で確認すると、京都駅から結構遠く見えるので気後れしがちですが、他の観光名所もバスで行ったとしたら鬼のように道が混んでるので結局そんなに変わらないです。実際、大原から京都駅に帰る際には直行バスを利用したのですが、夕方の帰宅ラッシュにもろかぶりしたこともあいまって、3時間くらいバスに揺られていました。(全員疲れていて、バス乗車後即爆睡していたので、3時間寝ていたことに気づいたのは、バスを降りて電車の時刻を確認したときでした)
ま、正直、旅行からもう3ヶ月以上経ってるのにチンタラ記事にする理由は「それでも写真を見せたいから」以外にないので、じゃんじゃん写真載せていきますね。
入り口からサイコー
出町柳駅まで電車で行ったあとは、バスに乗り換えて約30分。終点で降りて歩くとすぐ、おみやげ屋さんが軒を連ねています。そうそうそう!!! そういうのが欲しかったのよ!!!
漬物は食べないので素通りですがテンションは再上昇。単純な一行。
そして、三千院の御殿門付近です。
おお…立派…いいね…とてもいい…。
京都旅行に求めていたのは、「荘厳」「侘び寂び」「静寂」、こういうキーワードですよ。いいねいいね。わかってるじゃない。まだ入り口なのに浮かれる一行。
でも周りも我々以上に浮かれてたからね!
集合写真の順番待ちの列がやばかったです。
中は杉山でした
受付を抜けてすぐ現れる客殿。ここからの眺めこそが、CMや観光パンフレットでもよく見る、いわゆる「三千院」の風景でした。畳に敷いた赤絨毯、その先に映える紅葉よ…。写真撮影はできなかったので、どんな風景が知りたい人は、今すぐ京都行きの新幹線を予約するか、るるぶかじゃらんで「三千院」の紹介ページを開いてみてください。それです。
さて、往生極楽院の周辺をウロウロします。
三千院の風景は、朱色の広葉樹だけでなく、杉の木が入り混じっているのがポイント。
空間が、杉のまっすぐストレートな幹で縦方向に高く、それでいて、その奥には小さな庭園があるために奥方向に深くも感じられて、味わいがあるのにすっきり清々しい雰囲気。杉につられて目線を上げた先に入ってくる紅葉と青空のコントラストも最高。
我々の別荘(自称)の銀閣寺は「きっちり手入れされた”庭”」というイメージですが、三千院は「ありのままの自然が美しい”山”」というかんじ。いいね〜! …と、ここまで心の赴くままに書いてふと三千院の公式サイトを確認したら、聚碧園というゾーンの説明に
とあったので、私の感性は約1000年の歴史を誇る三千院公式レベルだと確信しました。ほぼ同じことしか書いてないですやーん!(ドヤ顔)
こういう渡り廊下があるなら、隣の部屋に行くのにいちいち外に出なくちゃならないとしても悪くないよね。実家にぜひとも付けてほしいオプションです。
お地蔵様を探せ
苔むした庭内に6体いる小さくて愛らしいお地蔵様を全部見つけられたらハッピーになれるという、ジャパニーズWABI-SABIの合間に突如現れたインスタ映えする設定のお地蔵様の群れも、三千院の見どころのひとつです。実物は結構年季が入っていたので、ちっちゃくてかわいいものをソレっぽく飾って楽しむという趣向は、1000年前から日本人に備わっていたのかもしれません。私はこういうシュールな撮り方しかできませんでしたが…
首だけ地蔵。
だってこういうシュールな石碑ばっかりあったから…
本当はいかにもインスタ映えするかわいらしいお地蔵様とお庭なので、ネットで「三千院わらべ地蔵」と検索して、カワイイ写真をいっぱい表示させてみてくださいね。一行は他の観光客の目線を辿って6体を瞬殺で発見し、早々と次のステージに向かいました。
無数の観音像に震えろ
最奥に鎮座する観世音菩薩様、
の横で観光客を威嚇するのが、これ。
無数のちっこい観音像。
さっき、「小さいものがわらわらしてるとインスタ女子が喜びそう(意訳)」なとど書きましたが、物には限度があるということを教えてくれる一件です。ここにインスタ女子は湧かない。
一口10,000円であなたの観音様を永くお祀りします!
30万円の鳥居の大群(伏見稲荷大社)のほうがまだ風情がありました。
思ったより親しみやすい場所でした
三千院は、その名が醸し出す通りの荘厳さが100%を占めるかと思いきや、インスタ女子の好物があったり、有象無象のプチ観音像があったりと、意外とわちゃわちゃした雑多な雰囲気でした。想像とは少し違いましたが、なんとか民衆に愛されようと試行錯誤した結果がこれなのだとしたら、自分のキャラ設定にやや迷走している思春期男子みたいなかんじで、それはそれで愛らしいというのが率直な感想です。三千院なんていうやたらめったらカッコいい名前も、ただの中二病だったのかもしれないしね!
ということで、日をだいぶ傾いてきた午後4時過ぎ、山を降りて、この日の散策は終了です。たしか父上の万歩計は3万歩近くまで行っていました。歩きすぎ。
次回は(たぶん)最終回、奈良へも足を伸ばしてみたよ編です!
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