京王井の頭線、新代田。
この駅で降り立つのは、いまだに少し緊張します。
7/22、ただでさえ変態が多いOWS界の中でも屈指のド変態の巣窟と名高いオーシャンナビ(とても褒めています)の練習に行ってきました!
どのへんがド変態なのかというのは、今回の練習会のタイトルをご覧いただければ一目瞭然かと思います。
近年は「煩悩スイム」と銘打ち、25mや50mを108本泳ぐ年末企画が流行っていますが、ここはそれとほぼ同等の距離を月に2回、さも当然のように実施しています。夏にこれだけやっておけば、年末にわざわざ煩悩を払うためだけに泳ぐ必要もない…むしろOWSスイマーに煩悩など存在しない…ただひたすらにゴールへ己の肉体を導くのみ。そういう強い意志が感じられる練習会です。高僧の集い。
さて、一応は私も、昨年末には別の練習会で50m×108本や100m×108本withフィンを、命からがらではありますが完泳していた意地があります。今回も、速くなくていいので一定のペースで完泳することを心に決めていました。
具体的には、50×108が0’50サークルで0’40〜43ペースでしたので、今回は1’40サークルで1’25を切れれば上々、1’30くらいまでならかかってしまっても許容範囲だろうという計算です。
17:20頃に受付を済ませて、入水。アップをしている合間にも、続々と集まってくる猛者たち…。最近の戦績を称えあっていたり、今朝も海で泳いできたんでしょ? そうだよ、10kmくらいかな! という会話が聞こえてきたり。…んん、10km? 泳いでから? 来たの? これから5km泳ぐのに? ちょっとよくわからないですね…
慄いている間に定刻、練習スタート!
最初の10本ほどは、1’25ペースで快調に進める高瀬。
このペースでならいくらでもいけそうだな…とわずかに油断した、それが命取りでした。
15本目くらいから突然、気持ち悪くなってきました。
ああ〜これたぶん、LDSSで3000m泳いだときと一緒だ、無計画に左右呼吸を均等に入れてしまって視界が常にブレてるせいで気持ち悪くなってるやつだから、ヘッドアップを入れて回避だ〜、と気づいてちょくちょく挟んでみるものの、わずかに和らぐ程度で、今さら消えない嘔吐感。ジリジリ落ちるタイム。おええ〜。
このままでは完泳危うしと焦って、20本目からはビーフィンキックに変更。ずっと前を見れる状態を作れて少し回復。でも全回復にはならない。おろろろ。
と、コーチたちがホースを引っ張って、蛇口の水をプールに投入しはじめました。はは〜ん! なるほどこれは、プールの水温が高いんだ! 私、茹だっちゃってるから気持ち悪いんだ! コーチ、ホースでキンキンの冷水、ありがとうございまーす!!! 嬉々としてホースを水をかぶりに行った、ものの…、残念! 外の気温が暑すぎるせいで、出てくる水も普通のぬるま湯〜〜〜☆ _(:3 」∠)_
1人コントをしてるうちに本数がわからなくなったり、30本目あたりで一度フィンを脱いでみるも1’30ペースから戻せなくなっていることに焦って再度フィンを履き直したりしてみたりして、結局、50本のうち半分以上はフィンでのキックかスイムになってしまいました。ダメフィンスイマー。ラスト2本だけ意地で素足クロールにしたけど、1’32はかかってたし。
対して、後ろのおねえさんおにいさんたちは、パドルを使っている人はチラホラいたけど基本は全部普通のクロール、タイムもほぼイーブンだったし、最後5本は確実にラストスパートしてました。これが一般人と高僧との違いかぁ…_(:3 」∠)_
疲れ果てて帰宅後は即爆睡した翌日、見事に頭痛と腹痛に襲われて、1日寝込んでいました(*´◒`*) こういうところだよ! アフターケアがへたくそ!
でも今回でまた、よい経験が積めました。
いちばん言えるのは、できたことのないことは本番もできない! ということ。
3kmのレースならそれなりに蓄積できている出場経験でねじ伏せられる部分もあるでしょうが、5kmや10km、それも未経験コースとなると、全然別物になりそうだなあという感想が、ぼんやりとしたイメージだけだったものにだんだんと輪郭が見えてきたかんじです。
あとは、フィンでなら2日連続でこんなに泳げるんだから、あとはちゃんと上半身を鍛えるだけだなあということ。高校生のときはプルのほうが得意だったのだし、今はやっていないだけ…そう、やればできる…練習あるのみ…!
って、なんか前向きになっちゃって、ノリでこれも申し込んじゃった……☆
★ オーシャンナビ|10km泳ぎ込みプログラム『海DE 1km×10本』
生きて帰ってこれるようにがんばります☆_(:3 」∠)_
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