伊勢原・大山を登山してきました

GWは伊勢原の大山に行ってました!

あれね、前に箱根が噴火しちゃったのを受けて小田急が「箱根がダメでも大山があるよ!みんな小田急ロマンスカー(特急列車)にいっぱい乗ってね!遠慮しないで!」と気軽な感じで大山を打ち出しちゃったせいでね、近隣駅の構内に貼られてるポスター見ると「大山で新春ハイキング♪」とかキラキラ系なエフェクトつけて打ち出されてるのよく見るけど、

全然「ハイキング♪」じゃないからね。

誤:ハイキング
正:ガチ登山

だからね。

間違って下北沢とか江ノ島とかを散歩するかんじでおしゃれパンツにおしゃれサンダルの軽装で気軽に大山に来ちゃって後悔する人をこれ以上生み出したくないので、元・地元民の誇りをかけてこの記事をお送りします。高瀬の出身の海老名市は、大山のある伊勢原市のだいたい隣だよ!そして登山客の1割くらいは「あーっ!デートのついでに間違って大山来ちゃったかー!」的なおしゃれな衣装の若い男女だったりするので彼らにとってこの登山が破局の始まりにならないかヒヤヒヤできますよ!(ゲス)



【参考】
小田急電鉄 大山紹介サイト
・山ガール「大山(伊勢原)」 ←伊勢原駅から大山山頂までの道のりはこちらのサイトが非常にわかりやすいです


伊勢原駅〜大山ケーブル駅

さて、元・地元民ではありますが今は埼玉県に移住している私 高瀬、新宿から優雅にロマンスカーに乗車し計約2時間かけて伊勢原駅に到着。急行列車で15分のご近所から参戦した父母と合流し、大山へ向かう路線バスに向かいます。

伊勢原駅を降りると目の前にでっかい鳥居があるので「おお〜!大山に来たぜ〜!!!」とテンションが上がる気がしますが、騙されてはいけません。伊勢原駅から大山のふもとの終点「大山ケーブル駅」までは、路線バスで山道を登って約30分。僕たちの冒険はまだ始まってもいないのです。

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バスは時間帯にもよりますがだいたい1時間に2〜3本。焦る旅でもないので、待っていればそのうち来るという感じです。トイレ休憩を済ませて、いざバスへ。


こま参道

バスを降りた後は、大山のふもとにある阿夫利(あふり)神社の下社へ続く「こま参道」を歩きます。

こま参道は、大山名物豆腐料理をはじめとするご飯どころ、宿坊、お土産屋さんなどが集まるゾーンです。つっても箱根みたいに若いお姉さんがアイス売ってたりハチミツ化粧品売ってたりはしません。お金の計算も言葉のキャッチボールもあやしいおじいちゃんがひなたぼっこがてらにコマや饅頭やらを売っているところです。途中、介護用の訪問入浴サービス車が我々の横を通り過ぎてゆき、こんな山奥だと介護するほうもされるほうも大変だな…と、大山の未来を案じながらの散歩でした。

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この写真は下山時のこま参道ですが、撮影が来てました!なんの撮影だったんだろ??



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まだ神社の下社にも到着していないのに怒涛の362段の石畳がいきなり迎え討つのは心苦しいと判断したのか、道には、こまを数えさせたり、大山豆知識クイズを解かせたりという工夫が見られました。しかしまあ、あれだ、こまを数える余裕などなかった。


ケーブルカー&阿夫利神社下社

こま参道を抜けたらもう下社かと思った?残念!まだでした!!!

ここからは超急勾配のケーブルカーに乗って進みます。

ケーブルカーに乗らない場合は後述するような山道を60分以上さまよい歩くことになります。母は以前、ジーパンでケーブルに乗らずに下社までがんばってしまったという大失敗の経験があり、「あれは黒歴史だ」と言っていました。普通の人は命が惜しければケーブルカーに乗りましょう。ほんとに。

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ケーブルカー、めっちゃきれい!快適!

最近キレイにしたんだってさ!
天井が高くて窓も大きくて気分爽快です。



約10分でグググッ!と山登りして、阿夫利神社下社、到着!

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阿夫利神社下社

ケーブルカーを降りたらいきなり、これ。

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先の道中にもたくさん注意書きがありました。
ガチの自然に来てしまったという畏縮と興奮が入り混じります。山登りの醍醐味ですよね。



奥の階段を上った先が、阿夫利神社下社!

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道中の安全祈願をして、いよいよ登山スタート!!!

大山山頂にある阿夫利神社本社へ向かいます。


登山本番!道中の様子

ここがこの記事でいちばん伝えたいところですので、皆様、画像をしっかりご覧くださいね。

こういう道を約90分、歩いてゆきます。



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こう。



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こう!



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こう!!!



どう見ても「新春ハイキング♪」ではないですね。ありがとうございました。

フル装備とは行かないまでも、動きやすく風通しの良い服装と滑りにくい靴は必須です。



大腿四頭筋をフル活用しながらの登山。途中の休憩所に5分遅れでたどり着いた父上の顔をご覧いただければその険しさは十分にご理解いただけるかと思います。

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ま、名所もありますし、28分割されていて目印もあります(◯丁目)ので、全然飽きませんでしたけどね!

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汗だくになりながら、山頂に到着!


大山山頂(阿夫利神社本社)

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曇りで少し霧もかかっていたため、絶景とまではいきませんでしたが、富士山はかすかに見えましたよー!

阿夫利神社の本社は、なぜかシャッターがかかってました…。営業日とか休館日とかあったのかな?



ベンチがたくさん設置されていたので、一角に座って小休憩。

私たちはおにぎりをつまんだのみですが、いかにもベテランの登山愛好家な方は、携帯用ガスボンベ的なやつで湯を沸かし、カップ麺などを食していました。山頂はひんやりしてましたし、汗をかいて塩分が恋しくなっていたので、正直、大変に羨ましかった…。



カップ麺をすするベテラン勢を横目に見ながら下山。


下山

下山がどんなかんじかというと、こうです!

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滑ったら危ない。道じゃなくて、これは、小さい崖。実際、事故も毎年数件起きてるみたいですし、撮影用に抱えていたiPadはリュックにしまい、転ばないようにゆっくり下山します。



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滝だけ撮った!


下社へ下山

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ヘロヘロになりながら到着!

生きて帰ってこれてよかったね!

言葉のキャッチボールのあやしいおじいちゃんからお土産を買って、豆腐料理を食べて帰宅!



大山登りは「新春ハイキング♪」ではないことが伝わっていれは本望です。

また、途中、軽快に談笑しながら我々の横を駆け抜けていく集団がいました。彼らは天狗か山伏だったのかもしれない。


後日談

以前、高尾山に登ったこともあったのですが、そのときは山をクソ舐めていたために帰宅後のアフターケアを怠り、結果、登山翌日の朝、全身が筋肉痛すぎて膝が曲がらなければ足が体重を支えきれずでリアルにベッドから落ちるという大失態をやらかしていましたので、今回はその経験から学習し、帰宅後は入念なアイシングとストレッチを実行、仕上げにサロンパスを各脚に8枚ずつ貼って就寝しました。とりあえず翌日にベッドから転げ落ちるということはなかったです!それでもふくらはぎが死にましたけどね!

下手な筋トレよりはるかにキツかったですが、日頃のストレス発散には最適です。新緑も気持ちいい!

登山道を歩き始めちゃうとゴールするまで引き返せないので、装備と勇気を揃えることだけはお忘れなく。本格的な梅雨シーズンになる前にぜひお越しを!そしてあわよくば我が地元・海老名で途中下車してららぽーとにお金を落としていってくださいね!!!海老名市の運命は2015年10月にオープンしたばかりのららぽーとにかかってるからね!!!

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