若干今更になってしまいましたが、2月頭に、おニューのモノフィンが届いていました。
先代のチャイナフィンとはかれこれ10年くらいの付き合いで、途中6年ほどはクローゼットの中と外とで家庭内別居という紆余曲折もありましたが、複数の大会で他選手を観察してみても2017年の今もチャイナフィンと共に活動を続けているフィンスイマーなんて日本中でほぼ私だけのようでしたから、なんだかんだで結構うまくやってこれた仲だったと自負しています。
でも、ごめんなさい!
私これから、こっちのフィンと付き合うね!(あっさり)
400〜800m用でオーダーしてもらったこちら、先代のチャイナフィンと同じくらいめっちゃ柔らかい! ペラペラのペロンペロン! これは完全に長距離用フィンです!
新しいフィンの購入に際して、フィン仲間の好意でロケットフィンを事前に何枚か試し履きさせてもらっていましたが、全部、めっちゃ硬くて全然蹴り込めなかったし、私より足のサイズが大きいものばかりだったのにブーツ(足を入れる部分)が狭いし硬いしで痛くて泳ぐどころではなかったしで、ロケットフィンに対しては戦々恐々としていたのですが、このフィンはあっけなく馴染んでくれました。さすがオーダーメイド! 身長と足サイズとベストタイムを伝えただけなのに。7万円以上の価値ありです。
近年、スプリント選手は国内にたくさん育ってきていますが、ディスタンス選手は減ってしまっているので、こういうペラペラに柔らかいロケットを持っている選手ってあんまりいないんじゃないでしょうか。履いてみたい方は、お会いしたときにお気軽にリクエストくださいね♡ ただしブーツのサイズは22.0cmです♡
そうとなれば泳ぎたい
さて、そんなジャストフィットな様子のモノフィンを入手したとなれば、とにかく泳ぎたい! 練習したい! とモチベーションMAXになるのも道理。ですが、そこへ来ての、これです。
足を痛めています。2週間ほど経ちました。
原因はなんだか複雑で、元々の立ち方・歩き方が悪かったところに立ち仕事とフィンの負荷が追加されて爆発した、といったところのようです。床や壁を蹴ったときに、足の甲の、中指と人差し指の付け根のあたりに痛みが走ります。最近は足首も違和感がある気がしてきました。どれだけ施術しても腿からふくらはぎにかけての張りが取れずに骨が悪い位置に戻ってしまうと、整骨院の担当のお兄さんが頭を抱えています。大事をとって先週はプール通いを控えていたのですが、どうにもこうにもうんともすんともな様子に痺れを切らし、今週からは様子を見ながらちょろちょろ泳ぐ方針に切り替えています。筋肉が張っているなら、動かしてほぐさなくちゃね! (白目)
ということで、せっかくのおニューフィンですが、ろくに試せていない状況であります。合計30分も履いていないのではなかろうか。履くたびに微かに「おおっ! これはいいタイムが出そう!」という予感はあるのですが、それ以上に「足が痛え」と、「ターンができねえ」、これが大きいです。
ターンができねえ
ターンができません。
フィンの構造によるものです。
チャイナは裏がぺったんこだったのですが、ロケットは裏面もブーツ部分が少し出っ張っています。
おかげで壁との距離感が少し変わりましたし、両足同時にまっすぐつかないと壁を蹴れないという難関を迎えることになりました。今までのへなちょこ斜め回りターンでは通用しなくなってしまったのです。まじかよ…モノフィンって重たいからまっすぐ回るのしんどいんだよ…今のところ、合計30分の練習のうち、ターン成功回数はたったの1回だけです。ターンこわい。
ただ、ターンを盛大に失敗しながら泳いだ50mダッシュは、25秒で泳げました。レース本番になれば、飛び込んで-0.5秒、水着とキャップとメンタルをレース用にして-0.2秒、ターンを成功させて後半もしっかり潜水して-1.0秒くらいは縮まるのではという感触があります。大学生時代の短水路ベストタイムが23.9秒なので、うまくいけば三十路を目前にして生涯ベストタイム更新やぞ! いいぞいいぞ! かっこいいぞ! うまくいけばね! はたしてできるかな!? どうかな…? ターンこわーい。
10代の頃は、不安なときはとにかく練習して感覚を研ぎ澄ますに限りましたが、最近は気負いすぎると疲れて風邪をひくだけということがわかってきましたので、焦らずにできることからやっていく所存です。そうそう、壁倒立は成功率60%くらいまできましたよ! 足を上げる角度と体幹の使い方がまだ読みきれていないのに20%、背面の炊飯器を蹴り上げてしまわないか気を使うので10%もっていかれています! トレーニングルームとプライベートビーチが欲しいです!
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