マタニティスイムの限界点を探る旅

妊娠も5ヶ月目ともなると、子宮は大人の人間の頭ほどの大きさにまでなるそうです。そいつを下腹部で支えつつ、栄養を吸われながら生活すると、普通の家事や買い物をひととおりこなしただけで、腹筋がまじ上も下も表面も奥も脇まで全部、レース直後並みににしんどい。ちぎれそう。筋肉が疲れすぎて内臓まで気持ち悪いあのかんじ。腹筋がつらいと訴える妊婦の声はそういえばあまり聞かないけれど、体幹部のインナーマッスルの状態をレース直後の疲労度と比較しようと考える妊婦自体が稀だと思うので気にしない。腰に来てないだけマシ。さらに胸焼けと便秘と頻尿に集中力を削がれながらのコンディションで泳ぐとどうなるかという検証がこれ。

 

うふふ、なんかふわふわしてる〜☆
これで50m36秒くらい。ふーん…

 

そりゃ、ダウンキックし切ったここでこんなにお尻が出ちゃってりゃ、

 

アップキックがひっかかる余地が微塵もなく、フィンが水上にガバリと丸出しで進むわけないし、

 

んでお尻と脚が上がりすぎた代償で上半身が沈みすぎるから、ここではもう上半身を前に乗せていたいのに間に合わなくて、それでダウンキックの勢いが殺されてしまって水に乗れていないと。

 

最初のタイミングでお尻が出すぎないようにするには、ひとつ前のこのダウンキックを蹴り切る一歩手前の姿勢のところで、ここからなるべく膝の水深が変わらないまま膝下を伸ばせるように、下腹部やお尻で踏ん張る必要があると考えていますが、

まあ〜〜〜下腹部に力これ以上入んないのでこの通り腰椎も反りすぎるしすっぽ抜けるわけですな〜〜〜!

せめて上のほうの腹筋使って上半身を抑えられていればマシなのだけれどそれもこれが限界で。限界っておっしゃいますけど全然胸椎動いてませんが…? ってかんじですね…水流に負けないように我慢するだけで限界なんスわ…

妊婦でもできることとできないことが客観的に観察できたのはよかったです。これ以上を妊婦に求めるのは酷だわ。どうやら世間で言うマタニティスイムとは、本当にただふわふわして水を楽しみ血行を促進し気分をリフレッシュさせることがメインの目的らしい…(何を今さら…)

 

12月もとりあえずは週1で1時間前後、ふわふわしたり、クロールや背泳ぎで腕を回してみて撃沈したり、100m泳ごうと意気込んでスタートするも25mのターン後あたりから進まなさすぎることに飽きてきて途中で止まってひっくり返ったり、チームメイトにちょっかいかけたりしながら、最低限の運動不足解消に努めています!
5ヶ月まではできた! 来月以降はどうかな〜??

悪い太り方はしていないし、筋力の低下とかも大きくは感じないから(お腹の大きさと疲れで足が上がらないとかはあるけど)、母体の健康維持という意味では運動量はこれ以上こだわらくていい気もします。でも気持ちとしてはもうちょっとくらい真剣に泳ぎたいよね!? やりたいこと試したいことまだたくさんあるのにね〜!! その気持ちを途切れさせないようにするだけでも今は立派なのかな。

お腹、知らない人が見たらまだ妊婦とはわかんないくらいだと思いますが、これからグイグイ容赦なくデカくなるということですので、さらに変化を追っていきたいと思います!

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