考えて練習するようになるきっかけは人それぞれ


「身体の使い方とか練習以外の時間の過ごし方とかそんなようなことを“考えて”練習するようになったのって、いつくらいからですか?」

と、まあそんな直接的な聞かれ方ではありませんでしたが、話していくうちにそんなようなテーマになったことがこの前あったんですけど、そんなの最近も最近ですよ!

ちょっと思い返しただけでも…

 

小学生時代

なんも考えてない。
好きな練習は前に行ってがんばる。
嫌いな練習はわざと抜かれてがんばらない。
クラブの子と水泳の話したりしない。
プール出たらもう水泳のことは考えてない。
レースでは「ゴーグルがはずれないといいな」と祈る。で、はずれる。

 

中学生時代

自分の泳ぎは悪くない、タイムが出ないのは練習不足だからだと思い込んでいた日々。

泳ぎへのこだわりはあって、

・お腹にキック板を乗せているつもりで、高いポジションで水に乗る
・腕の軌道は推進力と関係ない角度を減らして無駄を省く

あたりの、自分で発見できたそれなりに理にかなっているものから、

・潜水しても自分は進まないので早々に浮き上がってくる
・前を向いて頭を水面から出す

など、諦めから生まれた項目、なぜそう考えていたのか今となってはよくわからない項目も。理論も経験もないフツーの中学生の分際で、そのとき持ち合わせていた砂粒ほどのセンスと根拠のない自信だけで戦おうとしていたのが無謀。

 

そういえばだけど、この頃のコーチからの個別アドバイス、ひとつも覚えてない。そんなものはなかったのかもしれない。全体に言ってた「ラスト5mは呼吸するな」「スタートダッシュでキック、ラストスパートでキック」とか、よくあるやつしか思い出せない。アドバイスじゃないものとしては、「もう一度やりなおしさせてくださいって言えないのか」「どうせ他のクラブに行っても潰されるだけ」とかか。これはいくらでも出てくるな。

レースではゴーグルが外れることにビビり散らかし、リアクションタイム0.9秒台を極める。
クラブの子と水泳の話したりしない。
プール出たらもう水泳のことは考えてない。

 

高校生時代

なまじ「時間通りに終わってそこそこ盛り上がれる、部員の泳力を踏まえた6段階のメニューを作成できる」なるスキルがあったせいで、水泳に関する知識はあると思い込んでいた、こじらせ期。自分の中での「完璧」はできていたので、あとは泳いでりゃそのうちタイム出るだろと思ってた。まあ結局、中1の新人戦以降、まったくベスト更新できないわけですが。

明らかに厳しすぎる練習、好きでない練習に取り組む意味がわからず、ちょくちょくサボってた。
レースでは「リレーは疲れるから出たくないな」とか調子乗ったこと思ってた。
プール出たらもう水泳のことは考えてない。クラブの子と水泳の話したりしない。泳ぐのが嫌いなわけでも、興味ないわけでもなかったはずなんだけど。

 

大学生時代

フィンスイミング開始。

100mのレースしか知らなかったところから、1500mやOWSにも挑戦するようになったのはえらかった。でもここへ来てもまだ「自分の思う完璧」にこだわるのみで、闇雲に泳ぎ込む時期と、全部嫌になって練習放り出して泣き出す時期との波にもまれるメンヘラ期。

 

競泳は、中高生のコーチをするようになって

・ただレースに出てタイムを確認するのではなく、先に目標タイムを決めてから泳ぎを組み立てろ
・レース本番から逆算した練習プランを練ろ
・動画を撮ったり、上手な人の泳ぎを見たり、本買ったりして勉強しろ

みたいなことを言い始めた。
タイムを読み上げるだけでなくフォーム指導なんかも一丁前にするようになったものの、いかんせんデータが自分の経験範囲内のことしかないため、初級レベルの子には厳しすぎるし、上級レベルの子には口先ばかりの面倒なやつだったと思う。考えてるというより、知ってることを言ってるだけ。

上述の通り、自分の競技に関してはメンをヘラらせていたので、目を見張るような進化はなし。湘南で一度優勝できたくらいか。

なお、自分から言い出したくせにこの時期、水泳に関する本や雑誌を買ったこともなければ、読んだこともない。本当に…ごめん…合わせる顔がない…

 

2010年(社会人1年目)

採用前に人事に確認したときにはたしかに「働きながら競技にも出る、素晴らしいですね! きっと仕事にも向上効果が出せると思います。がんばって!」と応援されたのに、いざ5月の日本選手権に出たいと申し出たら、個室に呼び出されて泣くまで怒られた。あれは当たりどころが悪かった。

 

2012年(社会人3年目)

異動先の職場の裏がジムだったので速攻で入会したら速攻で誘われて、8年ぶり? の大会出場。東京都の連盟の主催のやつ。
25mFr14.85、100mFr1:10.20、学生時代よりタイムは大きく劣るものの、区分1位なる称号と賞状をゲット。(この頃から「記録を残す」を始める)

学生の頃はレースで「ゴーグルはずれたらやだな」と「疲れたな」ばかり考えてた記憶しかなかったのに対して、この日はとても楽しかったの覚えてる! 1位て! いいよね!なんでも1位はいいことだ! 賞状もよい!

一旦モチベ上がるも、仕事にのまれてまたしばらく封印。

 

2015年(草加に引越し)

記録によると、この年からまた水泳を再開して、ジャパンマスターズなどの大きな大会に出始めたらしい。

初めての「マスターズ大会」で、10歳も20歳も歳上なのに自分より速く泳ぐ人とか、90歳オーバーのご夫婦が完泳する姿とかに感銘を受けた記憶が、しっかりあります。初めて、他人の泳ぎに目を向けられたのは、このときだったかも。それまでと違って泳いでいるのが同年代ばかりじゃなかったおかげで、過度に比べたり卑下したりとひねくれた気持ちを持たずにいられたのは大きかったような。

 

2016〜2017年

フィンスイミング再開、朝スイムスタート。

この頃になってようやく

・動画を元にアドバイスをもらう
・撮ってもらった動画を何度も見直す
・段階を追ってレベルアップする
・漫然と泳ぐのではなく、課題を絞って動作確認、定着を図る
・知らない知識を素直に聞いて実践する
・他人の泳ぎや行動を観察する
・質問する
・練習中以外にもいろいろ調べる
・レース当日の過ごしかたを試行錯誤する
・水泳談議をする

ができるように。大人になった。

400m以上の種目で、学生のときのタイムをガンガン更新する。
フォームにおいて「腕」「脚」以外にも意識すべき部分があることを初めて知った頃。腹筋とか背中とか肩甲骨とか骨盤とか、考えたことなかった。
練習回数は減ったし、ホームプールと呼べる場所もなく泳ぎに行くのはいちいち大変だけど、楽しくなってきた時期。

 

2019〜2020年前半

学生の頃ほど量をこなせなくてもタイムは出せることを知った興奮と、人生2度目のビギナーズラック期間の終わりが見えてきた焦燥と。水泳にこだわらずにいろんな情報をかき集めてみたり、情報量にパンクしてみたり。ちょうどコロナの自粛期間中で、youtubeライブとか講義系動画が一気に増えた頃だったから余計に、というのもあったかも。

 

最近

自粛期間でしばらく泳がなくなって気付いた。体調が常に悪い!
副鼻腔炎、頭痛、食道炎、胸焼け、胃痛、下痢、生理前後のPMSなど、ひととおりの爆弾を処理。寝具を変えて睡眠の質の向上とか。

プールの外では、思いつきでジムに行くくらいだったのが、自宅でのケアのルーティンと持久走を、そのときの課題や体調に応じて柔軟に続けられるように。

目を引くブログネタになるようなおもしろい発見が皆無だったので、ときどき、もっと達成感のある派手なトレーニングをしたくなりましたが、そんなモヤモヤも落ち着いてきた今、着手したい課題からひとつずつ着実に磨いていけば十分かな、と思い始めました。今は、クロールは呼吸前後の動きを安定させるため、フィンはダウンキック時の上半身の動きを改善するための、胸郭のコントロールを課題にしてる。ただグニャッと曲げられるってだけではコントロールできているとは言えないので、動的ストレッチと筋トレの間くらいのイメージで。

 

そんなかんじ!

アドバイスもらってあれこれ考えながら練習ができるようになったのなんて、この長い水泳人生のうちつい3、4年前くらいからですよ!

じっくり教えてくれるコーチたちとの出会い、ノンストップでガシガシ泳ぐのではないメニューの組み立てかたもあること、「全国大会に出て結果を収める」以外にも競技の楽しみかたはあること、いくつになっても楽しんでていいこと、を知れたのが大きいかなあ。

もっと知ってたほうがいいこといっぱいあるのは、わかってるけど。たとえば聞くところによると、色とか味とかでも変わるんでしょ? そういうの、もっと知りたい気持ちはあるんだけど、新しいことに手を伸ばすのは、食道炎と胸焼けが落ち着いたらかな〜。

 

これは昨日の。

 

これは2017年の7月の。もう3年経つのかあ!

 

クロール、最近撮ってもらってないな。どっかで機会作ろ。

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