古都・京都を縦横無尽の旅 〜東寺編〜

父母と共に京都へ2泊3日で行ってきました!
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先に言っておく!

「京都旅行は、2泊3日ではちっとも足りない」!!!



距離感や混雑具合がまったくわからないままフィーリングで予定を組んだために訪れきれず、やむなく見送った場所がたくさんありました。2日目朝の時点で「これはまた京都に来なければならない」「2度目はやはり紅葉の秋でなければならない」と意見が一致、日程も大まかに決まっており、すでに我々はまた京都へ行く気満々であります!!!!!



行ってきた場所を、高瀬オススメランキング順でご紹介します!
圧倒的主観!

1、東寺
2、伏見稲荷大社
3、金閣寺、銀閣寺
4、龍安寺、仁和寺
5、下鴨神社、北野天満宮、晴明神社
6、清水寺、西本願寺


君は知っているか、宇宙の雄大さを

堂々たるオススメ1位は、世界遺産、東寺!

京都に来て東寺に行かないとか意味がわからない!

京都駅から歩いて15分くらいなのに!!!

平安仏教の隆盛の礎を作ったばかりか庶民のための学校やまちづくりなどにも貢献したあの弘法大使(空海)が祀られているというのに!!!

あの 立体曼荼羅 = 宇宙 がここにあるというのに!!!!!



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【場所】東寺
【アクセス】京都駅から徒歩15分
【ポイント】立体曼荼羅、宇宙の理を体感できる


とにかく立体曼荼羅のこの雄大さをごらんよ

撮影禁止ゾーンだったので、代わりに東寺で鼻息荒く購入した書籍『もっと知りたい 東寺の仏たち』(出版:東京美術 著者:根立研助、新見康子)の写メを抜粋して載せときますね。



21体の仏像がこんなかんじで鎮座しています。

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フォーメーションは以下の通り。

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購入した本はこちら。

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すっげー簡単に説明すると、

悟りへの道と仏の世界を図解した「曼荼羅」を、弘法大使が実際に仏像で表現してみたのが、この東寺にある「立体曼荼羅」です。

悟りの道を歩むのはこの世のこと、仏様がいる世界はあの世のことですから、曼荼羅は宇宙の理すべてを描いているのであり、立体曼荼羅がある東寺の講堂はつまり宇宙そのものなのです。



冗談っぽく書きましたがわりと真実です。



21体の仏像が祀られているわけですが、
どれもデカい!圧巻!
威圧感と畏怖感!
しかしそれでいて滲み出る慈悲の心!

中心のいちばんでっかい大日如来像は、仏像自体は高さ2.8mとのことですが、台座でたぶんもう3mくらい上乗せしてましたし、後光の頂点が天井すれすれだったせいで余計に圧迫感というかデカさを演出していました。辰巳のダイビングプールの15mの飛込み台を見上げるのよりもデカい!と感じたので、体感では20mはゆうに超えてたんじゃないでしょうか。

それでいて、真正面に立つと、目つきがめちゃくちゃ優しい…!ちょっと前かがみになってくれてるし。久々のデートになのにちょっと元気がない彼女を落ち着く雰囲気のカフェのあまり人目につかない角の席に座らせてアイスカフェラテを差し出し小首を傾げつつも笑顔で「辛いときって、ありますよね」と言って心情の吐露を促してくれるような、正統派イケメン彼氏(俗に言う「スパダリ」)を連想させるまなざしでした。私はコーヒー全般苦くて飲めないんでカフェラテはいらないですけどね。とにかく素直に合掌して拝みたくなる仏像でした。

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ていうか大日如来像以外の20体の仏像も本当にオーラがすごくてありがたみの大洪水だったんですけど、これは写真とか動画とかで伝えられるものではありません。他の東寺紹介サイトだと大抵、仏像の顔アップ写真ばっかり載せてますけど、あんなの楽曲のサビでアーティストの顔しか映さないミュージックステーションのカメラのようなものです。もっと!画面を!引け!全体を映せ!!!あの空気感を味わってほしい。通常時なら大人500円で拝観できます!マックで貧しく腹を満たすくらいなら東寺で清く心を満たしてくださいね!



ちなみに私は、真正面より、このあたりの角度から見るほうが好きでした。(東寺パンフレットより)

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民衆を見つめるまなざしを見つめる、私。そういえば少女漫画を読むときは、主人公や、将来的に主人公とくっつくことになるイケメンより、イケメンに想いを寄せる主人公に想いを寄せるイケメンの親友に感情移入するほうです。性根からモブ。


でも東寺のご本尊は薬師如来だから

立体曼荼羅のある講堂のさらに奥にある金堂。ここに、東寺のご本尊である薬師如来、及び日光菩薩&月光菩薩がいます。

しょっぱなの講堂ですでにだいぶテンション振り切りましたが、東寺のキモはここですからね。



ここも写メだけ載せておきます。悔しかったら自分で見に行くんだよ!!!!!

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Wikiによると薬師如来像は台座を含めると10mくらいあるみたいです。こちらもデカい。

そして、大日如来とはまた違った慈悲の心を感じました。「私が全員、救いますよ」的な、意志の硬い正統派ヒーロー(日光・月光や十二神将とのチーム戦が巧みなエリート後輩)ってかんじでした。ちなみに先輩風吹かしてるなって思ってるのは千手観音菩薩(全部自分の腕でなんとかしようとがんばりすぎちゃうロートル)です。菩薩より如来のほうが立場は上です。

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言いたいことがちっとも伝わってない感が否めませんが、かの弘法大師だってこんなに手を尽くして仏の教えを表現したのに後世には「弘法大使の意図は諸説あります」程度しか伝わってないんだから私が東寺の魅力を十分に伝えることなんて不可能なのです。ひとことで言うなら、宇宙。わかります?


五重塔では仏様を所狭しと並べて「おれの考える最強の結界」が構築されてた

宇宙を2つも拝んでしまってフラフラになりながらも進むと、さらに奥には五重塔があります。京都駅からも見える、京都のシンボルですよね。(京都タワーはダサさ極まりないのでシンボルとして認めていません)

フツーの観光っぽく「へえ〜」と眺めていたら、看板にはこんな説明書きが。

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初層内部は極彩色が施され、中央心柱を大日如来とし、四方柱に金剛界曼荼羅、四面の側柱に八大竜王、四方の壁には真言八祖像が描かれ、これら四如来とともに曼荼羅を形成している。



んん?



つまり?



この五重塔の中にも宇宙が広がってるってことかな???



オレの知ってる強いヤツ全員集めたら最強のタワーが完成したぜ!的なノリでした。



遷都の際、「いろいろ持ってきちゃうと面倒だから京都には羅生門を挟んで東寺と西寺しか作んないからね」と決まったそうなのですが、たぶんそれのせいもあってこんな「そんならここに全部ぶっこんどこ」的な発想になったんじゃないですかね。わかんないですけどね。とりあえず、宇宙。これだけわかってくれればOK。


ライトアップとか宝物館とか毎月の弘法市とかも見応えたっぷりらしいよ

今回はなんでもない日にお参りしたので3つの宇宙を体感しただけで終わってしまいましたが、イベントのある日に行くとまた違う宇宙が広がっているとのこと。混雑しまくりなのは間違いありませんが、それだけ人々の心を魅了し続けているということです。

つか、建物も仏像も、何度も焼失したり落雷したりしてるのに、そのたびに立派に再現・修復されているというのがまた、人の心の強さというか、信念というものの美しさを感じます。たとえば、立体曼荼羅が完成したのが839年、土一揆で焼失したのが1486年、それから少しずつ作り直して21体が再び揃ったのが江戸時代らしいのですが、約1000年経ってもこれを作る人がいるっていうのがすごくないですか?技術だけじゃなくて、精神的な面も受け継がれていないと不可能だと思うんですよね。ちなみに五重塔は4回ぶっ壊れて今のは5代目らしいです。現代だと「○○寺跡」とか石碑立てて終わらせちゃいそうだなって気もするので、そういう意味では日本人は劣化しているのかもしれませんね。もっと精神的マッチョになりたい。

東寺は以上です!おすすめ!



【圧倒的主観!高瀬の京都オススメスポット目次】

1、東寺
2、伏見稲荷大社
3、金閣寺、銀閣寺
4、龍安寺、仁和寺
5、下鴨神社、北野天満宮、晴明神社
6、清水寺、西本願寺

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コメント

  1. […] 追伸:このペンギンシャツは帰り道に吉祥寺で買ったよ!京都旅行編で大活躍したやつね! […]

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