古都・京都を縦横無尽の旅 〜龍安寺・仁和寺編〜

京都旅行の記事もこれで4本目になるのですが、いくら見所の満載の京都だったからってこんなに細切れにブログに書き起こすやつが他にいるのか?と我に帰る瞬間が何度かあります。しかしその度、「京都サイコー!チョー良かった♡」だけで終わらすのは私でなくてもできる、私にしかできないことをやろうと心に誓い直し、気を奮い立たせているここ最近です。



梅雨真っ只中で強行してきた京都旅行レポート第4弾!

今回は、龍安寺と、仁和寺です!ここもオススメ!


そういやソメイヨシノって接ぎ木で増殖させたクローンだったんだっけ…と思い出させてくれる等身大の「日本」がある世界遺産・仁和寺

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【場所】 仁和寺(にんなじ)
【アクセス】 立命館大学行きの市バス「御室仁和寺」か、魅惑のワンマン1両電車・嵐電「御室仁和寺」
【ポイント】お坊さんバラエティ「ぶっちゃけ寺」で紹介されてたから行ってみた



母上が「『ぶっちゃけ寺』で紹介されてたから行ってみたくて〜!」と言うので行ってきました。

そんなこと言われたら普通、「へえ、どんなふうに紹介されてたの?」という質問が出てくるじゃないですか。私ももちろんその質問を投げかけたのですが、その後しばらく、何度聞いても「うふ♡」「えへ♡」という返答しか出てこなくなる母上。あちゃー、バグっちゃったかー。



仁和寺の良さをよくわかっていない、完全素人目線での「仁和寺は良かった」をお伝えしてまいります。



つかそもそも嵐電が雰囲気イイんですよ!

魅惑のワンマン1両電車!

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私の今までの人生で衝撃的だった電車ランキングは

3位:東急多摩川線
(鵜の木駅のホームが狭すぎて4両編成のうち3両分しかドアが開閉しなかった時期があった)

2位:西武多摩川線
(JR中央線・多磨霊園・国際基督教大学・多摩川競艇場という謎チョイスの場所を結ぶ、全6駅の哀愁漂う路線)

1位:江ノ電
(THE・観光用半路面電車、古い車両は床面が木の板だったりする)

殿堂入り:JR相模線
(開閉スイッチを押さないとドアが開かない単線電車が神奈川の比較的ど真ん中を走っている興奮)

なのですが、嵐電の衝撃度はトップ3に十分に食い込む実力を持っています。



1両電車だという点は「かわいい〜!初めて見た〜!かわいい〜!」という程度なのですが、乗り降りの際の作法がね、あのね、まるでね、バスなんだよ。

降りたい駅が近づいたら、車内にある「降ります」のボタンを押して運転手さんに知らせて、車内備え付けの運賃箱にお金を入れて、降りるんだよ。

サイコーにかわいいよね。観光気分を存分に盛り上げてくれます!



で、仁和寺!
駅降りたらすぐ!

入口入ってすぐ左手、御室桜。
6月だったので当然すっかり葉桜でしたが、背が低いぶん力強さがあり、それでいて目線の高さにあるので親しみやすさもあって、これは満開時はさぞ圧巻だろうな〜!というかんじです!背の高いソメイヨを下から見上げるのもいいけど、背の低い御室桜越しに見る寺院という構図もなかなか捨てがたい。

ボケーっとしていて写真を撮り忘れたので、公式サイト貼っておきますね☆

【参考】 御室仁和寺 公式サイト 御室桜について



メインの御室桜が低身だからかどうかは不明ですが、仁和寺の木々は全体的に、横に伸ばしているものが多かった印象です。圧迫感や重厚感がなく、通路の広さもあいまって開放的な空間でした!

もうさー、このさー、まっすぐな石畳の向こうにそびえる門と、それを囲む木々の並ぶ柔らかな風景がさー、ほんとさー

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日本人に生まれて、よかったーーー!!!(2度目)



どこのお寺の庭も立派でしたし、庭の完成度個人的1位は別記事で述べたとおり銀閣寺なのですが、仁和寺のこの「実はめっちゃ育ちが良いのに地元のちょっと綺麗めの公園的な適度な庶民感覚も持ち合わせていてやたら親しみやすそうな顔してる感」は別腹でたまりませんでした。とりあえず紅葉の季節と桜の季節はまた来なくてはならないと強く思いました。テーマパークでもないのに「また来たい」って思わせられることって、すごいと思うよ。



もうひとつの見どころである観音堂や御影堂は、今、工事中だったんですよねー!!!知らずに行ってしまったので、「参拝できません」の看板を前にすごすごと踵を返す一同。阿弥陀如来像とか参拝したかったんですけどねー。工事が終わったらそれはそれでまた来なくてはならないと強く思いました。写真も盛大に撮り忘れてたしね。



市バスに乗って、次の目的地へ。


かの有名な枯山水の庭のある世界遺産・龍安寺はさぞ敷居が高かろうと思いきや地元の公民館並みの親しみやすさだった

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【場所】 龍安寺(りょうあんじ)
【アクセス】 立命館大学行きの市バス「龍安寺前」か、嵐電「龍安寺」
【ポイント】 枯山水



仁和寺が「地元の公園っぽくてついなごんでしまい写真を撮り忘れた」場所だったのに対して、龍安寺は「地元の公民館っぽくてついなごんでしまい写真を撮り忘れた」場所です。父上の写真データを拝借しました。



入口の門構えこそこのように荘厳な雰囲気ですが、

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この石段を上った先にある庫裡(くり、石庭のある方丈への入口)は、パンフレットの写真によると、こうです。

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なんか、観光地の山のほうに行ったら途中の道の駅とかにあるお蕎麦屋さんとか釜飯屋さん(1Fにお土産売り場併設)みたいじゃないですか?大変なごみました。



ここでチケットを買って、靴を脱いで下駄箱に入れて、きっと長い廊下をちょっと歩くんだろうなと思っていたら、左を向いた途端にすぐあの石庭。

しかもみんな、おばあちゃんちの縁側でスイカ食いながら駄弁る孫たちみたいなくつろぎっぷり。

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一応、「静粛にお願いします」という注意書きもあったし、みんなわきまえていて静かでしたけど、庭や、後方にある展示物や襖絵、お土産品を指差しては感想を言い合っていて、そんでやたらとくつろいでいて、なんだろうね、この地元の公民館感、図書館みたいな雰囲気は。大変なごみました。



この石庭に配されている15個の石は、どの角度から見ても1個だけが他の石に隠れて見えないとか。それがどんな意味を持つのかというのは見る人の解釈によって異なってよいみたいですが、そういう、答えはひとつじゃないところが日本らしいですよね。小学生の頃、受験勉強でこの枯山水を教科書越しに知ったときは、全然興味が湧かず、駐車場に敷き詰めた砂利と何が違うねんと思っていましたが、実際にこの目で見てみると、なんとなくですけど禅-ZEN-の奥深さが味わえておもしろかったです。



あと予想外に楽しめたのは、この石庭のある方丈は縁側をぐるりと一周できて、見る方角によって、そこに広がっている景色がまったく異なるという点です。

石庭は「開けた白」でしたが、次の角を曲がると途端に視界が「深い緑」一色に。

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つくばいの「我唯足るを知る(われただたるをしる)」の文字も、風景の一部としてこうやって見ると、あー、そりゃ教科書にも載るわー、これを知らない日本人ってなんか寂しいわー、と納得するものがありました。まあ見るまで忘れてましたけどね!

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パンフレットだと、こう!椿が最高の色合い〜!

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庭も素敵です!
くそ〜!公民館のクセに〜!

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拝観終了時刻の17時ギリギリに行ったのですが、結構混雑してましたし、みんな、滞在時間めっちゃ長い!まあ、あの縁側に座ってられるんなら、そりゃずっとのんびりしちゃいますよねー。普通に文庫本開いて読書おっ始めてるお兄さんとかいましたからね。

仁和寺・龍安寺・金閣寺は、ひとつの通りに一列に並んでいるので、めちゃくちゃ観光しやすいですよ!せっかくなので制覇してみてね!

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龍安寺・仁和寺編は以上です!



【圧倒的主観!高瀬の京都オススメスポット目次】

1、東寺
2、伏見稲荷大社
3、金閣寺、銀閣寺
4、龍安寺、仁和寺
5、下鴨神社、北野天満宮、晴明神社
6、清水寺、西本願寺

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