練習はなんだかマンネリ、でも泳ぎ込みは明らかに足りない・・・そんな時の思考変換術!

真面目に練習会に出ている人ほど、「なんか練習がマンネリしてきたかも・・・」って感じてる人、多そうだなって思うんですよね~。

「アップ→キック→プル→ドリルや脈上げ→スイム、どうせだいたいいっつもこの流れでしょ」とか

「前回も今回も、メインの前に『swim 50*6 1’00』っていうのがあるけど、飽きるんだよね」とか。



ふおおおおおお!!!
その発想はもったいない!><



そういうのはね、メニューを読みかえちゃえばいいんですよ!

オススメは、たいていのマスターズスイマーに不足しがちな、泳ぎ込み系に変えることです。
泳ぎ込みが重要なのはわかるけど尻込みしちゃう><っていうケースはけっこうありますもんね。


どーゆーこと?

たとえば、よくある例としては

swim 50*3*3
1set: even 1’00
2set: des. 1’00
3set: H/E/H 1’30

の、1セット目とか。
よくあるメニューじゃないですか!?
「2セット目以降に向けて、1セット目は体力温存しとこ~」ってなるやつね。

他にもたとえば、キックでもいいですね!

kick
50*8 choice 1’10
25*4 choice 12.5mHard 0’50

の、最初の8本とか。
「とりあえず回れればいいや~」ってなるやつね。あるある~☆



これを今度からは、A2練に置き換えてみましょうか!



ベストタイムが30秒の人だったら、いつもなら50秒くらいかけてのんびりキレイに泳ぐところを、40秒切るくらいのそこそこハイペースで泳ぐと勝手にメニューを読みかえてトライするんです!「A2」だからね。
はい、どうっすか?たとえ50mを3本しかやらなかったとしても、地味にケッコウな練習量でしょ?

これがね、たとえば「AN2」ではあんまり良くないんですよ。
ベストが30秒の人のAN2ペースは30秒くらいでしょ?50m3本を30秒で泳ごう!となると、かなり真剣にやらないといけない。せっかく直前でドリル練習とかやってたかもしれないのに、姿勢とか腕の動きなんて全部ガン無視してとにかく全力疾泳(not”走”)しなくちゃ!ってなっちゃったら、それはメニューの流れを壊してしまってます。意味なし。っていうかそれはもうメインメニューでの死を意味してますね。っていうかただの空気読めてない人ですね!

A2ペースなら、
キックはそんなにがんばらなくてもいいけど止められないし
腕はブンブン回さなくてもいいけどキャッチだけはしっかりやらないと足りないし
呼吸は我慢しなくていいけど増えるぶん軸がブレないように体幹も意識しなくちゃならないし
1本目はなんとかこなせても2本目以降もキープできるようにテンポを維持しなくちゃいけないし・・・

「長く泳いだときの弱点をピンポイントで克服する」ための練習を、自ら組み込んでいるってわけです。

ヒュ~!カッコいいね~!!!

(A2やらAN2やらの用語については、こちらの記事「【強度別】違いのわかるマスターズスイマーのための、自主練メニューの組み方を紹介!」でまとめていますので、ご参考に!)


そもそも、特に強度指定がないメニューはだいたい「A2」だよ

「even」とか「form」なんていう表記がある場合、もしくは強度が特に何も指定されていない場合は、ほぼ100%、A2ペースを示しているという認識を持つのが、暗黙の了解です。

ウソじゃないよ!

だって、「一定のペースで」って意味のevenも、「きれいなフォームで」っていうformも、ちんたらのんびり泳いだら誰だってできるに決まってるでしょ?でも、ちんたらのんびりじゃ、レースに活かせない。そこそこハイペースだけどこのペースならずっと泳ぎ続けられるかな、っていうギリギリのラインを攻めてこそ、練習の目的が達成できるんです!ね!ほら~だんだん「あれっA2でちゃんとペース作って泳がないとダメなのかな??」って気になってきたでしょ~?


そんなかんじで、目指せ!意識高い系☆

一見するとなんてことのない、小休憩みたいなメニューも、捉え方次第でいくらでも質の高い練習に変えられます。

私の場合、疲れるとすぐお腹の力が抜けて、そのせいで身体は沈んでるくせにキックばっかり水面でパシャパシャするわキャッチも浅いわになってしまうので、下っ腹や腰回りに力を入れ続け、キックを意識して水面下に押し込み、上半身を浮かせることが課題、なんですけど、まあ~~~~~しんどいんですよね!!!!!
そういうのを意識するのって、メインメニューがタイムを求めてくる系だったりするとなかなか難しいですから、隙間にあるevenやform、もしくはアップでやっちゃって、ちょっと練習量稼いどこ!みたいな発想でやってます。

すべてのメニューにはっきりと目的を持って練習に挑める系スイマーになれれば、1週間にそう何回も練習には行けないという忙しい方でも、中身の濃い練習にできそうですよね~!

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