バタ足が苦手な人は「太鼓叩きキック」になっていないかチェックだ!

唐突に、バタ足のキックの話をします!

キックが苦手な人って、がんばろうとすればするほど、太鼓を叩くみたいな、跳ねるようなリズムでのキックをしてることが多いと思ってるんですよね〜。②みたいな!

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苦手な人は心当たりがあるのではないでしょうか? 「キックをがんばる=がんばって下に蹴りつける」にばかり意識がいってるやつ…。

あのね…
大事なことを言うね…



いくらがんばって下に蹴っても、前には進まないんだぞ!!!!!



でもこれすごくやりがち。ちなみに素足だけでなくモノフィン競技でもやりがち。ていうかモノフィンのほうが顕著に出やすい気がする。ダウンキックばっかりがんばってて、勢いはいいんだけど、それで終わってるから大きすぎてぎこちない泳ぎになってる人。もしくは大腿四頭筋だけが早々に死んで50mももたない人。おお神よ、まさしく不調時の私のことではありませんか!(´・_・`)



ではどういったリズムでキックするといいのかを研究した結果、①のような軌道を描けるといいのではなかろうかという結論に至りました。

いちばんの理由は、繰り返しになりますが、「いくら思い切り蹴り下ろしたところで、それだけで進むわけではないから」。言い換えると、ダウンキックもアップキックも均等に時間とパワーを配分することで常に同じ水量を捉えられるので、安定して進む、というイメージでしょうか。

ダウンキックにかけるパワーを少し減らすことになるので、大腿四頭筋だけが殉職することもなくなります。(大事なので何度でも言います)

抵抗を減らせるのもポイント。
「思い切り蹴り下ろす」を意識しすぎてしまうと、脚が大きく下がりがちで、抵抗も大きくかかってしまいます。多少疲れても蹴り幅は大きいほうがパワフルに進める…と思いがちですが、それは幻想。上級者は、足首(もしくはフィン先)を上手にしならせているので蹴り幅が大きく見えるだけで、膝のあたりの蹴り幅を観察すると、意外と細かなキックだったりします。幻想を抱いては打ち砕く日々。

あとは、個人的には初級者にありがちな「痙攣キック」を防ぐ意味合いもあります。
これな〜、文字で伝えようとすると長くなりそうなので次回に持ち越したいんですけど、②のようにダウンキックのスピードがアップキックに比べて速すぎる人のキックって、膝が伸び切らないうちにアップキックを始めることになってしまうので、足首(もしくはフィン先)がしなる余韻がゼロなんですよね。結果、しなやかなキックに憧れながらも、ただ痙攣してるだけみたいなガチガチのキックになってしまう、みたいな…。ダウンキックからアップキックへの切り替えに一瞬の遊びがあることで、膝や足首がスッとしなって、頑張って脚を振らなくてもスイーッと進んでくれるものです。意外と。



もうね、これ全部自分のスプリント時のサーフィスにそのままブーメランで返ってきてて脳天直撃してて大量出血なんですけどね、ここ半年くらいで気づいたことのひとつです。バリバリの②だった人が①をやろうとすると、最初はテンポが落ちた気がするし、蹴り幅も狭くなった気がして不安になりがちですが、大腿四頭筋が死ににくくなって(笑)、楽にキックし続けられることは間違いないかと! 思います! 自分のキックが太鼓を叩くみたいになっていないか、気にしてみるところからやってみるといいですよ! そして「んんんん〜ゆっくりならなんとかできるけどダッシュってなると途端に蹴り下ろしばっかりがんばってて大腿四頭筋が殉職するぅ〜そんなはずでは〜(´・_・`)」と毎回悩むことになるのですよ今の私のようにね!!!!!

今まで使いまくっていた筋肉の力を抜き、今まで使っていなかった筋肉を操るのは、難しいものです。しかも「ダッシュ」、さらには「レース」になんてなっちゃったら、なおのこと! 一緒に地道にがんばりましょう☆



(メモ:飽きていなければ、次回は「キックが速いのは足首が柔らかいからじゃない足首を、しなやかに動かせているからだ」をお送りします)

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コメント

  1. 誠一 より:

    更新楽しみにしていました。
    ちょっと脚を使おうとして油断すると四頭筋釣る。。久々無意識に泳いで殉職しました。先週。チーン。続編も楽しみにしてます!

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